...先刻、彼に会ったばかりだよ...
...先刻の話は忘れてしまいました...
...先刻の出来事に驚いた...
...先刻のミスでクレームが来た...
...先刻の雨で道路が滑りやすくなった...
...手は無意識に先刻(さつき)の手紙に行く...
石川啄木 「鳥影」
...今日の集りの真意(しんい)はどこにあるのですかなア」と先刻(さっき)から聞きたかったことを尋(たず)ねた...
海野十三 「恐怖の口笛」
...先刻(さっき)からこの間隔の長さが...
大阪圭吉 「気狂い機関車」
...それは先刻(さっき)もお許しを願ったとおり...
谷譲次 「踊る地平線」
...先刻(さっき)帰ったことを知らなかったのである...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...先刻から紅茶を運んできて二人の話を聞いていた妻は...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...岩下、お前一人の力で、先刻申す、奸党を斬るということが、出来ないように――又、一人の阿部伊勢、一人の井伊掃部(かもん)が、幕府の頽勢(たいせい)を支えきれぬように、如何に、一人のみが、傑れておろうとも、周囲に人がなく、天下に勢いがなければ、何事をも為し得ぬものじゃ」芳州が「お横に――」と、云った...
直木三十五 「南国太平記」
...先刻(さっき)宿で出したのを着たなり...
夏目漱石 「明暗」
...先刻(さっき)から赤い本に指を噛(か)まれた夢を見ていた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...だから僕の先刻(さっき)述べた文明の未来記を聞いて冗談だなどと笑うものは...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...銭形の」「先刻(さっき)は気が付かなかったが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...先刻(さっき)姿を隠した日下部欽之丞の満身に返り血を受けて...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...先刻の写真を取り出した...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...――私、先刻から、あんたが来てゐることは知つてゐたんだけど...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...先刻(さっき)のポンチも上等だがこのアイスクリームも悪くないだろう...
村井弦斎 「食道楽」
...御老人には最も好いお料理ですね」第二百二十八 老人の食物ライスプデンは玉江嬢も先に習いし事あり「あのお料理は極く手軽にすると先刻(さっき)お話のあった通り玉子とお砂糖をよく混ぜて牛乳を少しずつ加えてそれへ御飯を入れて蒸すのですね」お登和嬢「それは山の中や田舎で極く手軽に拵(こしら)える軽便法です...
村井弦斎 「食道楽」
...「おじさん、先刻、泥鰌が欲しいといったね...
吉川英治 「宮本武蔵」
...先刻(さつき)からむづ/\し切つてゐた私の肝癩玉はたうとう破裂した...
若山牧水 「熊野奈智山」
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