...芭蕉(ばせを)と去来(きよらい)と凡兆(ぼんてう)との連句の中には...
芥川龍之介 「雑筆」
...天満宮の絵あればかならず神の祟(たゝ)りの兆(しるし)ありし事度々なりしとぞ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...灰汁桶(あくおけ)の雫(しずく)やみけりきり/″\す 凡兆あぶらかすりて宵寝(よいね)する秋 芭蕉「桶の灰の中に水を入れて...
高浜虚子 「俳句への道」
...芭蕉、凡兆、去来、すべて俳句の名人として歴史に残っている人たちではないか...
太宰治 「天狗」
...そろそろこの笑いの前兆のような妙な心持ちがからだのどこかから起こって来る...
寺田寅彦 「笑い」
...少しの衰萎の兆もなかった...
外村繁 「落日の光景」
...直に是れ憲法政治の危機を表示したる一大悪兆なり星亨は前年取引所より収賄したりといふの嫌疑に依りて衆議院議員より除名せられたる時...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そしてそこに例の不運の一つの兆(しるし)を見てとったのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...眼にも止まらぬ多くの兆候で推察してしまう...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...全く些細な偶然――災の予兆を丹永が陳振東に話したということが...
豊島与志雄 「秦の出発」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...何か天変の起る前兆(まえぶれ)でもあろうかと...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...このような大瑞兆の記事を掲載せぬのは実に傲慢至極なやりかたというような投書が編集部の机上に山積するようになり...
久生十蘭 「魔都」
...どこも盗難の兆候はなかったものの...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...その前夜おそくまで仕事をして烟草の量を過した兆しである...
三木清 「思索者の日記」
......
三好達治 「一點鐘」
...天皇御謀反の兆(きざ)しが...
吉川英治 「私本太平記」
...それが仲間に伝染してその夜は隊内に意気銷沈の兆候が見えた...
和辻哲郎 「鎖国」
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