...それは元より私にも不思議と申すほかはありませんが...
芥川龍之介 「邪宗門」
...夫と一しょになった事は元より云うまでもありますまい...
芥川龍之介 「捨児」
...元より一通りの感銘しかうけやうはない...
芥川龍之介 「手巾」
...元より中には『あの建札も誰かの悪戯(いたずら)であろう...
芥川龍之介 「竜」
...「けれども元より叔母の尼には...
芥川龍之介 「竜」
...元より狂人の亂雜である...
石川啄木 「葬列」
...元より高台の涼しくて景色のいゝ場所はわたしのやうな者の手には入らぬが...
犬養健 「愚かな父」
...手をとって教えるということは元よりない...
高村光太郎 「回想録」
...私は元より木彫の方の生徒である...
高村光太郎 「回想録」
...自分は元よりそれらの書類を公表するつもりはない...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...元より靜かな閑寂(かんじやく)さに返つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さりながら此らの小庭は元より庭園法に協つたものでもなければまた庭造りが砕心の製作にかゝるものでもない...
正岡容 「寄席風流」
...元より一片の小舟...
吉川英治 「新書太閤記」
...およそ諸国へ通じる宿駅は元より...
吉川英治 「源頼朝」
...元よりその一つの縞にも...
吉川英治 「源頼朝」
...元より戸閉まりなどはない山小屋である...
吉川英治 「宮本武蔵」
...見事な文字を書くようになったろうか」「そんなに上手(うま)いので?」「元より子どもらしい稚拙(ちせつ)はあるが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...元より利益も何もあったわけのものではなかろうが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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