...元の如く静に席へ返つて...
芥川龍之介 「枯野抄」
...元のエベール副長です...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...お孝ちゃんの顔が元のままじゃどうしてもだめでがんすわいの...
鈴木三重吉 「千鳥」
...それは至正庚子(しせいこうし)の歳に当る上元の夜のことであった...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...そこを案内するとそのまゝすぐ元の方へと引返して行つた...
田山録弥 「時子」
...目元や口元の愛くるしい子供を...
徳田秋声 「爛」
...ミンコーフスキーの四次元の世界はその一例である...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...襟元の黒子(ほくろ)が眼についた...
豊島与志雄 「小説中の女」
...其文に曰く、「草津とし云へば臭気(にほひ)も名も高き、其本元の薬湯を、ここにうつしてみつや町に、人のしりたる温泉あり...
永井荷風 「上野」
...代地河岸に囲ってあったお妾のお沢は元の芸者の沢次(さわじ)になった...
永井荷風 「雪解」
...人の手だ!私は枕元のスイッチを捻った...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...手元のこれが形見になってしもうた...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...「さて合戦はじまらば、敵(かたき)大勢ありとても、一番に割って入り、思う敵とよりあいて、死なんこの身の」七十郎は刀を上段から振りおろし、そのままうたいやめて、急に笑いだしながら、元の席へ坐った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...忠平の枕元の雪の中に坐り込んだ...
夢野久作 「眼を開く」
...ゆうべ打粉を与えて措いた枕元の腰の刀を見ると...
吉川英治 「御鷹」
...今川治部大輔(じぶのだゆう)義元の首級である...
吉川英治 「新書太閤記」
...元の色香はなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...元のブランコに飛び帰る事は出来なかった...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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