...「元来(がんらい)日本人はむずかしい理屈をこねることに溺(おぼ)れすぎている...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...」この回数券制度は子息(むすこ)の三輪田元道氏の思(おも)ひ附(つき)らしく元道氏は老人(としより)のある家庭へ往(ゆ)くと...
薄田泣菫 「茶話」
...それには聯合国側の各元首の御身(おんみ)の上(うへ)を調べなければならぬ...
薄田泣菫 「茶話」
...元來、人間の體の最も效果的(エフエクチーフ)な美しさは、立姿にあるんです...
竹久夢二 「砂がき」
...元振は考えついたことがあった...
田中貢太郎 「殺神記」
...ロリー氏は元気づかせる一二語を言うのを自分の義務と感じた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...わたくしが砂町(すなまち)の南端に残っている元八幡宮(もとはちまんぐう)の古祠(こし)を枯蘆(かれあし)のなかにたずね当てたのは全く偶然であった...
永井荷風 「元八まん」
...ドリャお祓(はら)いをして進ぜよう」と言って元気に老神主は立って...
中里介山 「大菩薩峠」
...しつかり足に元気をつけるのだぞ」元気をつけなければならないのは足だけではなかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...慶長元年九月二十八日土佐国浦戸港にマニラよりメキシコに通う商船漂着し...
南方熊楠 「十二支考」
...元いた運転手でずっとトラックをやって行くつもりとのお話です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...其紹介状を貰つて小石元瑞を京都に訪うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...元柳原町(もとやなぎはらちょう)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...蔵元屋の娘に相違ない事だけは...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...それならば相尋ねるが、その方は博多蔵元町、蔵元屋の一人娘、お熊というものを存じておるか...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...いつたい宋元のうちの何に據つてお書きになりますので...
吉川英治 「折々の記」
...何で?」蒼白な面(おもて)の裡(うち)に、元祐は、抑(おさ)え難い怒りを燃やしていう...
吉川英治 「新書太閤記」
...枕元へ坐って、懐中の蜜柑を出して一つずつならべて見せ、そのうちの一個を取ってさっそく、「お通さん、うまそうだぜ、喰べてごらん」皮を剥(む)いて、彼女の手に持たせてやると、お通は、なにかつよい感情に衝(つ)かれたとみえ、顔を横にかくしたまま、蜜柑は喰べようともしないのであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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