...作家の内部に儼存(げんぞん)することそのことで...
青野季吉 「百万人のそして唯一人の文学」
...アンビシヨンからはひる道の外にも猶眞理に深入する途は儼存してゐるのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...儼兮其若レ客...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...儼然として輝いています...
高神覚昇 「般若心経講義」
...儼(げん)として負販(ふはん)の如く...
田中貢太郎 「続黄梁」
...一の儼然として出來上つたものがあると致しまして...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其二)」
...其期自元旦日始、至三初月三日止、各村輪次而舞、或全堂(一日)或半堂(半日)皆有定例、迎獅子神者、必斎戒茹素、格誠格敬、無敢稍怠、舞獅子之人、率本地祠丁、平日被役於人、独此日儼然尊大、一若渠即獅子神也...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...直ちに万人の心をピタリと打つ底の生ける魂が儼(げん)として作品を支配しきる処迄行かなくては気がすまない...
長與善郎 「青銅の基督」
...天地の前に自分が儼存(げんそん)していると云う観念は...
夏目漱石 「虞美人草」
...儼(げん)として存在しているから...
夏目漱石 「創作家の態度」
...主體の時間性は儼として存續し依然その暴威を揮ふ...
波多野精一 「時と永遠」
...この別が儼然として正しく明かに存立することが人間的主體の眞の有限性であり...
波多野精一 「時と永遠」
...此年に伊沢氏の移つた家も儼乎たる一構(かまへ)をなしてゐたらしい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...底にはかのようにが儼乎(げんこ)として存立している...
森鴎外 「かのように」
...儼然(げんぜん)たる科学の範囲に属する感覚である事である...
夢野久作 「暗黒公使」
...いとも儼然(げんぜん)と証拠立てている事になるではないか...
夢野久作 「暗黒公使」
...儼(げん)に軍律のゆるさないところではある...
吉川英治 「新書太閤記」
...儼として、幕府はここに、法の峻厳(しゅんげん)を示す内意とある...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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