...僥倖なことに、事故から無事で助かった...
...彼は僥倖にも大金を手に入れたが、その後の人生は悲惨だった...
...今回の合格は本当に僥倖だったと思う...
...彼女は僥倖な出会いで有名作家と知り合い、小説の出版が叶った...
...もしかしたら僥倖にも当選するかもしれないから、宝くじを買ってみようかな...
...斯(こ)んな拙(つたな)い話(はなし)が幾分(いくぶん)たりともあなた方(がた)の御参考(ごさんこう)になればこの上(うえ)もなき僥倖(しあわせ)でございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...太初の僥倖は何よりも大気の層と層とのなす層をして凸レンズたらしめなかつたことにあることを思ふと楽しい...
李箱 「線に関する覚書2」
...僥倖(ぎょうこう)にも...
泉鏡花 「薄紅梅」
...そういう万に一つの僥倖(ぎょうこう)ででもなければ到底行き着くことのできぬ大陸へ...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...すなはち僥倖を求めて名利を賭するもの雲の如くに起るまた自然の勢なり...
津田左右吉 「史論の流行」
...しかしこの成功が決して偶然の僥倖(ぎょうこう)によるものではなくてちゃんとした科学的な基礎の上に立つものであるということを知る人が少ないようである...
寺田寅彦 「北氷洋の氷の割れる音」
...抽籤という他愛ない僥倖を考えての母と娘の策略だと...
豊島与志雄 「道化役」
...結婚の当日伯母の怒りを買って古靴を投げつけられたのがかえって僥倖(ぎょうこう)になったという...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...僥倖(ぎょうこう)といえば僥倖ですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...僥倖(げうかう)にも卵膜(らんまく)を膨脹(ばうちやう)させた液體(みづ)が自分(じぶん)から逃(に)げ去(さ)る途(みち)を求(もと)めて其(そ)の包圍(はうゐ)を破(やぶ)つた...
長塚節 「土」
...大丈夫、大丈夫」と夢中になって泳ぎ出すようにしながら、「ああ、僥倖々々、ひょっとすると、これァ助かる……実はね、胸突坂を駈け降りながら、なにげなしに花子の家の二階を見上げると、花子がこうやって窓の閾に肘をついて真上の有明荘の方を眺めていた...
久生十蘭 「魔都」
...祖母は前に負けただけの金額を全部回収してしまったのだ」「実に僥倖(しあわせ)だな」と...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...爾後(じご)また重ねてこの僥倖を固くしたるものあり...
福沢諭吉 「旧藩情」
...そしてなにかある僥倖が来るのを待とうか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...「……僥倖とでも申すのでしょう...
山本周五郎 「菊屋敷」
...願ってもない僥倖(さいわい)です...
吉川英治 「江戸三国志」
...せめてもの僥倖(ぎょうこう)であった...
吉川英治 「剣難女難」
...自分の上にそんな僥倖がめぐんで欲しいなどとは思いもしていなかった...
吉川英治 「私本太平記」
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