...」倹素に安んじた巽斎の偏愛を避けたのは勿論である...
芥川龍之介 「僻見」
...「戦争の折であるから倹約をせよ」といつて来ました...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...郵税を節倹(しまつ)しなければならないとすると...
薄田泣菫 「茶話」
...何事にも倹約(しまつ)な蘇格蘭(スコツトランド)人のハトンといふ男は...
薄田泣菫 「茶話」
...その古根は今でも村で接ぎ木の野生の台木に倹約につかわれ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...しかし、民衆だって、ずるくて汚くて慾が深くて、裏切って、ろくでも無いのが多いのだから、謂(い)わばアイコとでも申すべきで、むしろ役人のほうは、その大半、幼にして学を好み、長ずるに及んで立志出郷、もっぱら六法全書の糞(くそ)暗記に努め、質素倹約、友人にケチと言われても馬耳東風、祖先を敬するの念厚く、亡父の命日にはお墓の掃除などして、大学の卒業証書は金色の額縁にいれて母の寝間の壁に飾り、まことにこれ父母に孝、兄弟には友ならず、朋友(ほうゆう)は相信ぜず、お役所に勤めても、ただもうわが身分の大過無きを期し、ひとを憎まず愛さず、にこりともせず、ひたすら公平、紳士の亀鑑、立派、立派、すこしは威張ったって、かまわない、と私は世の所謂お役人に同情さえしていたのである...
太宰治 「家庭の幸福」
...何が故に極端な倹約を図っていられるのか...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...仁恕(じんじょ)勤倹(きんけん)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ひたすらに勤倹力行して成功し...
直木三十五 「大阪を歩く」
...いつもならば江戸御府内(ごふない)を湧立(わきた)ち返らせる山王大権現(さんのうだいごんげん)の御祭礼さえ今年は諸事御倹約の御触(おふれ)によってまるで火の消えたように淋(さび)しく済んでしまうと...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...彼らの労働を奨励するために、彼はすべての都市の総督に命じて、各自の管轄内で農業に従事する者で、農業に熱心で、立派な評判をもち、一家が和合し、隣人と相和し、節倹を旨とし、一切の浪費をしないという点で最もすぐれた者を、毎年皇帝に報告させることとした1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...かつ奢侈や倹約の習慣の程度に若干の相違を認めた上で...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...倹約(けんやく)するためにわたしたちは荒物屋(あらものや)で買ったゆで卵(たまご)と...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...この頃はガソリンの倹約で朝十一時十何分かの室積行が一時四十分野原を通り...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...御倹約でしょう?「紙の小旗」をかくさわぎのとき入れたぎり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...倹約だった...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...また特に倹約している覚えもありませんが」「いや...
吉川英治 「三国志」
...より不倹約ならしめるところの...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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