...その年の夏となりしが四五月頃の気候のよき頃はさてありしも...
饗庭篁村 「良夜」
...吾人(ごじん)は乃ち伯叔と共に余生を山谷(さんこく)の蕨草(けつさう)に托し候はむかな...
石川啄木 「渋民村より」
...利子付きにて戻る国債応募額の多寡(たくわ)によつて愛国心の程度が計らるゝ世の中に候...
石川啄木 「渋民村より」
...また小生知人にござ候...
泉鏡花 「凱旋祭」
...一御初地入之儀、常式に而候得者、弥此節御執行被遊可然奉存候得共、御賢慮之通、冠船御用意付而は、諸士百姓江段々出物等被仰付置、折角其用意仕事候且又勅使御滞在中にも野菜肴種々申付候、上七八ヶ月に及、家内を離、農業不仕候故、兼而より百姓有付貯物等無之候而不叶最中、其差引被仰付時節候得者、少迚も百姓手障を費、農業之滞有之儀、題目冠船御用意之方支窮に而候、封王使来々年御申請之事候得共、不図来年御渡海之儀も不相知候故、諸事其手当仕事候処、究竟成時節差当、百姓之痛罷成候儀幾重にも御断被仰上可然儀と奉存候、一御初地入之儀、聞得大君加那志付而、為差定神事之御規定にては無之、諸並之初地入同断之筋候得者、是を以封王使御申請御願之為に可罷成筋とは存当不申候...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...先般御所に参候いたし...
上村松園 「あゝ二十年」
...ブルジョア社会の幹部候補生なのである...
戸坂潤 「技術の哲学」
...少し時候後れのセルの着物をきて...
豊島与志雄 「好意」
...強請(ゆすり)や居候なら退散するのが本當だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...たった一度おめもじいたしたく候...
林芙美子 「新版 放浪記」
...一、治にも亂にも忘るべからざるは武備にて、武備不整候得ば、假令國論定り人心の向ふ所不動候とも、事に臨、其議論を押立候力無之、後れを取候樣可相成奉存候...
福澤諭吉 「御時務の儀に付申上候書付」
...全体の上より見れば上三句は贅物(ぜいぶつ)に属し候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...矢張り氣候の關係が然らしむるのであらうと...
松本文三郎 「印度の聖人」
...天保七申年十一月十四日病死仕候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これへも宜御致声可被下候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...瞬間それは突然の天候のこの変化に歓声をあげて雀躍しているパリの石の心のように感じられた...
横光利一 「旅愁」
...私は此(この)日も甲斐なく寝台(ねだい)に横たはり居(を)りしに候(さふらふ)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...日本には大いなるキリスト教会の起りそうな徴候がある...
和辻哲郎 「鎖国」
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