...彼等が成功を万一に僥倖して...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...僥倖(さいわい)そこでも乗客(のりて)が込んだ...
泉鏡花 「婦系図」
...われは薄倖兒(はくかうじ)...
高山樗牛 「清見寺の鐘聲」
...射倖心や嗜虐性の滿足を求める以外に...
中島敦 「盈虚」
...どんな僥倖(ぎょうこう)に廻(めぐ)り合わんとも限らんからね」と迷亭は鈴木君に対しても主人に対するごとく毫(ごう)も遠慮と云う事を知らぬ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...この不倖な觀客の一人となつた私に充分にその由を告げた...
室生犀星 「帆の世界」
...まあ倖せともいえますが」波音は屈託がない...
吉川英治 「私本太平記」
...自分もはるばるの使いとしてきてなによりの僥倖(ぎょうこう)です」間(ま)もなく...
吉川英治 「神州天馬侠」
...九死一生の僥倖(ぎょうこう)をのぞむこと...
吉川英治 「新書太閤記」
...僥倖(ぎょうこう)といえば僥倖だが...
吉川英治 「新書太閤記」
...瓢箪に酒のあるのが何よりの倖せ」さっそく焼肉の包みを解いて肴(さかな)とし...
吉川英治 「新・水滸伝」
...御返事をいただけますれば倖せにぞんじます...
吉川英治 「親鸞」
...お前が懇意(こんい)なのは何より倖(しあわ)せ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...よく川長へ来たことがあるのでね」「見つからないで倖(しあわ)せでした」「けれどお前……いったい万吉さんはどうしているの?」「ああして阿波の侍が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...身分のないのが僥倖(しあわせ)です...
吉川英治 「源頼朝」
...――倖(さいわ)いにも...
吉川英治 「宮本武蔵」
...……この豊前へ来て、一時は、馬の草鞋(わらじ)など作って、露命をつないでいたものじゃが、その後、倖せあって、当細川家の先殿様(せんとのさま)、三斎公のお見出しに預り、今では当藩にみな御奉公いたしておる身じゃ」「さてさて、左様でござりましたか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...東儀はぴりっと眉を昂(あ)げて立ち止まった――「五百之進の不在こそかえって倖せ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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