...全く世事を超越した高士の俤...
石川啄木 「葬列」
...顔の色も俤立(おもかげだ)って...
泉鏡花 「浮舟」
...町はもう昔の俤もない...
泉鏡花 「縁結び」
...道子の俤(おもかげ)はそれであった...
泉鏡花 「婦系図」
...長き病に俤(おもかげ)窶(やつ)れて...
泉鏡花 「海城発電」
...亡き人の今朝からの俤を繰り返し繰り返し思い浮かべて泣いた...
伊藤左千夫 「奈々子」
...しょんぼりと悄(しお)れていた不憫(ふびん)な民さんの俤(おもかげ)...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...噫(ああ)けふもなほ俤(おもかげ)にして浮びこそすれ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...破損のひどい所だけは余儀なく修繕をして出来得る限り昔日の俤(おもかげ)を残して置いてあります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...近代の大阪が生んだ稀有な画人の俤を偲ぶのに此の上もないよすがになると思う...
谷崎潤一郎 「大切な雰囲気」
...苛ら苛らしながら日向ぼっこをしてる近代人の俤がある...
豊島与志雄 「蜘蛛」
...一度(ど)に女房(にようばう)を見(み)た彼等(かれら)には其(そ)の時(とき)まで私語(さゞめ)き合(あ)うた俤(おもかげ)がちつともなかつた...
長塚節 「土」
...吹込みは古いがさすがに超大家の俤(おもかげ)がある(ビクターVD八)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...昔の俤(おもかげ)も無くなりましたが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...大昔夏に雪降る日記など読みて都を楽しめり我恋などはとうの昔に卒業し学者として静かに書斎に立籠り古書に親しむ作者の俤が其の儘出てゐる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...且つは後世の人々をして其俤を偲ばしむる眞の方法ではあるまいか...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...己がこころにある俤(おもかげ)とを見くらべるような目色をした...
室生犀星 「後の日の童子」
...万三郎の俤(おもかげ)は明瞭ではない...
山本周五郎 「風流太平記」
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