...俗衆には流行である...
伊藤野枝 「「婦人解放の悲劇」自序」
...極めて卑近な行(ぎょう)をして俗衆を教化しようとした空也上人の衣鉢(いはつ)を伝えたものであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...その俗衆趣味は、ややもすればウェルテリズムの阿片(あへん)に酔う危険のあったその頃のわれわれ青年の眼を現実の俗世間に向けさせる効果があったかもしれない...
寺田寅彦 「喫煙四十年」
...輕佻な青年や俗衆の意に投ぜんとするといふ樣な不眞面目な風格もある樣に思ふ...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...輕佻な附和雷同的な青年や俗衆の人氣取りといふ樣な風もあらう...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...俗衆の歡迎ほど製作の品位を傷けるものはない...
永井荷風 「十年振」
...すでに商売であれば販売の形勢から考え営業の成立するくらいには俗衆の御機嫌(ごきげん)を取らなければ立ち行かない...
夏目漱石 「道楽と職業」
...しかく俗衆に入れられなかったか...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ソクラテスは決して俗衆的でなく...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...彼もまたプラトンと共に貴族的(超俗衆的)の人物である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...俗衆だけでなく哲学者の一般的な意見にもなっていると思われる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...世間の俗衆を欺瞞せんとするヤシ的出版屋のヤクザ本や紙屑雑誌ばかりで...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...俗衆はしばらくおく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...極端に清浄を愛して叨(みだ)りに俗衆の近づくを憎み...
柳田国男 「山の人生」
...カイアエ君の作つた「プリム・ロオズ」と云ふ平凡な脚本が俗衆の人気に投じたので...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...いや俗衆以下の場合さえ往々にある...
吉川英治 「剣の四君子」
...池には映る俗衆の悦楽...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一箇の俗衆となって聴法の床に坐っていた...
吉川英治 「親鸞」
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