...「聞けば、君が、不思議に敵陣から帰って来て、係りの将校が、君の捕虜になっていた間の経歴に就いて、尋問があった時、特に敵情を語れという、命令があったそうだが、どういうものか君は、知らない、存じませんの一点張で押通(おっとお)して、つまりそれなりで済んだというが...
泉鏡花 「海城発電」
...係りの男は、帆村の愕きに頓着なく、そのあとへ「空中戦」と認めた紙札を挿しかえた...
海野十三 「蠅男」
...「探照燈係りに化けた賊は...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...ここには口上係りの明智と...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...ラムスゲイトの係りの者は...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...係りあいになることを恐れて成るべく近寄らないようにしていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...犬の八公をその係りとすることにし...
豊島与志雄 「犬の八公」
...劉向が書籍の校正係りを命ぜられた...
内藤湖南 「支那目録學」
...この三年間お小夜に係り合った人間を調べ上げてみるがいい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「この家とどんな係り合いがあるんだ」「私は旦那様の甥(おい)の娘で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今夜の接待係りなので壁煖炉(シュミネ)のところにいるボクさんや久世(くぜ)氏...
久生十蘭 「キャラコさん」
...楽屋係りがジョセフの言った通りハーマンに渡した由...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...これから炊事係りのところに出向いて貰(もら)えば時刻も丁度になりましょう」「うん――」と...
本庄陸男 「石狩川」
...「お早う」「お早う」と朝のあいさつを交しながら皆なで深呼吸をする――そのピストル係りが何よりも私の心持を愉快にさせて...
牧野信一 「ビルヂングと月」
...實踐と全く係りなきものである...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...歩哨 それは係りの方の前でお願いして見ろ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...」という風なことを録音の係りの女性さんがたずねたところ...
山之口貘 「貧乏を売る」
...「膳部係りの手落ちか」――膳部係りは指図どおりに致したと申します...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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