...この数篇の文章の中に軽佻(けいてう)の態度を求めるのは最も無理解の甚だしいものである...
芥川龍之介 「僻見」
...自身(おのれ)も佻々(かるがる)しく他出(そとで)したまはざりしが...
巌谷小波 「こがね丸」
...物腰はおだやかで軽佻(けいちよう)な風は見られなかつた...
高村光太郎 「智恵子抄」
...又一方幇間(はうかん)らしい軽佻な気分の中にはしやぎ切つた人だとも思はれる...
田山録弥 「西鶴小論」
...輕佻な、血性的な青年が多く前者に赴き、形式的な教育家や、道徳論者や宗教家は主として後者に赴いて居ると思ふ...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...いつも軽佻という言葉をくり返していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...癒(いや)すべからざる軽佻(けいちょう)さが潜んでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ジョルジュが自分の過失を批判してる精神の軽佻(けいちょう)さだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...軽佻(けいちょう)なる老人に対する沈重なる青年のあらゆる不調和が存していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...滑稽な軽佻(けいてう)な調子から...
永井荷風 「黄昏の地中海」
...然し君から輕佻の疑を受けた余にも...
夏目漱石 「「土」に就て」
...然(しか)し君から軽佻(けいちょう)の疑を受けた余にも...
「『土』に就て」
...フランス人の儚(はか)ない言葉は軽佻な洒落となってパッと輝くと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...軽佻(けいちょう)な娘であるとうとましく自分が思われねばならないことであると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...軽佻(けいちょう)なことのように人は非難したものだけれど...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...論者はこれに対して、現在の女教師や、女学生や、女流文人や、職業婦人やに共通する半可通的な、軽佻な、生意気な、あるいは粗野な習気を挙げて、その自説を弁護しようとするかも知れませんが、私は、かえってそれこそ論者の意見を顛覆させるものだと思います...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
...軽佻(けいちょう)な奴らばかりが多い中でよ」「ご恩...
吉川英治 「私本太平記」
...ちっともそんな軽佻の風は言葉の端にも見せず...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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