...劍士が佯撃によつてするやうに言を左右に托しつゝ巧みにその鋭鋒を避けるのであつた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...もしそれが実現を俟つ概念でなければ佯(いつわ)りである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...小ブルジョアにとってはファシズムは自分が実際有っている佯りのない意識であるにも拘らず...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...印象を佯ってはどんなに理屈が立派でも批評にはならず...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...ウーゴモンに対する攻撃は多少佯撃(ようげき)であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...楚の接与(せつよ)という佯狂(ようきょう)の男にも遇ったことがある...
中島敦 「弟子」
...当人の公言するごとく佯(いつわ)りなき事実ではあるが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...書きたいことは多いが苦しいから許してくれ玉えとある文句は露佯(つゆいつわ)りのない所だが...
夏目漱石 「『吾輩は猫である』中篇自序」
...回教の大学生がトンブゥクツーの黄金の富の鵞鳥のペンでトルコ王に書き送ったという佯りの記述があるが...
久生十蘭 「新西遊記」
...佯(いつは)りの花と糧秣はぶち撒かれ...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...それが手紙を書く彼女の気持を佯(いつわ)らせた...
堀辰雄 「菜穂子」
...明が彼女の前に立ち現われたときから何かしら自分自身に佯(いつわ)っていた感情のある事を鋭く自覚した...
堀辰雄 「菜穂子」
...それは何か明に対して或感情を佯っているかのような漠然とした感じに過ぎなかった...
堀辰雄 「菜穂子」
...表面だけはいかにももの静かな様子を佯(いつわ)っていた...
堀辰雄 「楡の家」
...佯りの生活をしていた頃にはしばしば肢を傷めたふりをして成功したものだが...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...佯狂(にせきちがい)...
夢野久作 「戦場」
...呉一郎殿が真(まこと)の狂気か佯(いつわ)りかが相判(あいわか)りますることが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...あなたの絵姿を描いて差上げるからと佯(いつわ)って...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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