...余程早く出発しないと遅刻するよ...
...風邪で顔色が悪いけど、余程辛くはないよ...
...彼女は余程のことがない限り、笑顔を絶やさない...
...余程の美少女だから、彼に告白されたんじゃない?...
...首相が来るので、余程規律正しい立ち振る舞いを心がけよう...
...余程(よほど)趣(おもむき)が違(ちが)つてゐる...
芥川龍之介 「雑筆」
...夫れをローウェルが前に研究して画いたものと比べて見た処先生の方が余程委しい処迄出来て居たので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...この鳴声の多くは、私が米国で聞き馴れているものに比べて、余程調子が高く、また金属性であるか、又はその拍子が我国のと違うかしていた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...余程嬉しげに飛び廻って居たのである...
石田孫太郎 「猫と色の嗜好」
...そう聞けば処女を許すと云ふことも余程きびしい理由が付くがまた他の人に聞くとそれはまだ俄かに信ぜられない事だと云ふ...
伊藤野枝 「貞操に就いての雑感」
...六余程更けてから谷は...
伊藤野枝 「惑ひ」
...義兄としても余程胸に痞(つか)えているに違いなく...
谷崎潤一郎 「細雪」
...お前さんも余程(よっぽど)な薄野呂(うすのろ)だね」お島はそう言いながら...
徳田秋声 「あらくれ」
...相手から余程の好意を寄せられたかのように誤信せずにいられなかった...
豊田三郎 「リラの手紙」
...こいつでやられたことは間違いのねえところだ」「ヘエ――」「余程腕の利く奴が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...余程びっくりして...
平林初之輔 「祭の夜」
...余程念の入つた筆づかひであつた作者は...
牧野信一 「海浜日誌」
...で子供の折のわたしの記憶には余程あの医者叔父の姿がはつきりしてゐるのである...
牧野信一 「気狂ひ師匠」
...六朗とは、彼がいつか新潮の交遊記の中に書いてゐた如く、直木三十五の告別式の時にほんの暫時であったが、どちらからともなく和やかなはなしをかけて、十年戦争も屁となってしまったが、三郎とは、その時、僕からおい! と言葉をかけて、意味もない笑ひに達するまでは、同じ会合の席に居ても、どちらも知って知らぬ風といふ調子で、余程変だった...
牧野信一 「喧嘩咄」
...余程彼の頭は衰弱してゐたのに相違なかつた――そんなものまでも棄て去らなければならぬかとおもふと...
牧野信一 「裸虫抄」
...もう一つは医者から坊主への間に立ち入るという意味での神聖の冒涜であるが此非難は今では余程古い思想の持主でなければ之を聞かない...
森於菟 「屍体異変」
...今から考えると余程狼狽(ろうばい)していたらしいのですが...
夢野久作 「死後の恋」
...支那人(シノワア)と云はれるよりか余程(よほど)気持がいい...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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