...余程早く出発しないと遅刻するよ...
...風邪で顔色が悪いけど、余程辛くはないよ...
...彼女は余程のことがない限り、笑顔を絶やさない...
...余程の美少女だから、彼に告白されたんじゃない?...
...首相が来るので、余程規律正しい立ち振る舞いを心がけよう...
...だから余程史料の取捨を慎(つつし)まないと...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...日本は余程薄いのでありまして...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...余程(よほど)大物らしいね」「木島君は...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...それにもう空気が余程希薄になって来ているので...
高浜虚子 「富士登山」
...余程痛みますか」と女が憂(うれ)わしそうにきく...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...して見ると丙は余程...
新渡戸稲造 「自警録」
...いか許り物思ふらん君が手に我が手はあれど倒れんとしぬミユンヘンへ行つた頃の夫人のノスタルヂアは余程昂進してゐてこの歌の通りであつたらしく幾許もなくマルセイユから乗船してまた一人で帰朝されたのであつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
......
牧野信一 「秋晴れの日」
...余程、ひんぱんに転居するが為なのかも知れないが、それ位ゐの手数を省きたいために、それだけの符号(しるし)だけを印刷して置くなどゝは、仲々の事務的な人物なのだらうと私は思つたが、が、窓から空ばかりを見あげてゐる彼の様子から左ういふ規頂面(きちやうめん)さを想像するのは六つかしかつた...
牧野信一 「奇友往来」
...その方が余程早手廻しだ...
牧野信一 「香水の虹」
...やはり、いつもひとりの部屋といふものは、好きこのんで心がらとはいふものゝ、とりとめもないものであり、傷ついた鳥に宿を与へるのかとおもふと、余程嬉しく、やがて、この鳥が翼も癒えて、独酌家の窓から飛び立つて行つた後のことまでが想像された...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...翌日は平常より余程早く目覚めた...
松本泰 「日蔭の街」
...私は余程軽い気持になっていた...
松本泰 「日蔭の街」
...余程たって、何かがやがや話しながらみんなの足音が入(いり)まじって庫裏(くり)の方へ引上て行った後で、障子をあけて縁側に出て見たら、無数に赤く日に光っていたのが、ひとつ残らず、もぎとられていた...
水上滝太郎 「果樹」
...女としては余程正直なのだと云っても好いかも知れない...
森鴎外 「雁」
...この少年の血統に交(まじ)っている事を推定させますので……しかも……そうとしますれば余程以前に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...あの乳母もはや余程な年のはずよの」それからも...
吉川英治 「大谷刑部」
...余程この村も寒さが強いのであろうと二疋並んでこちらを向いてゐる愛らしい馬の眼を眺めながら...
若山牧水 「木枯紀行」
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