...ひと頃のように、何でもかでも、新しい欧米風でさえあれば……それが、そのまま取り入れられて「新しい」とされていた悪夢から醒めて、戦争以後の日本の女性にも、ようやく日本美こそ、われわれにとって、まことの美であることに気づき、美容師も客も、協力して新時代の日本美を、その髪の上にも創り出そうという兆しの現われを、わたくしは、この姉妹の女性の上に見てとって、ほのぼのとした悦びを感じたのであった...
上村松園 「車中有感」
...何でもかでも自分でせねば頭が痛く...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...」殺人でも傷害でも何でもかでも...
戸坂潤 「社会時評」
...何でもかでも一遍に這入るものを考えなくてはならぬ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...芋の皮がむかれる……何でもかでも御馳走になってゆけというんです...
豊島与志雄 「舞踏病」
...人民たちは何でもかでも兵隊たちの欲しいものはみんな持たせてやって...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...父が重態であるから、何でもかでも、一刻も早く出発せねばならぬのに、大阪へ向けて公私の船を出す三津浜には、差当って大阪へ赴くべき船便は私用のものさえもなかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...嚏(くさめ)でも欠(あくび)でも何でもかでも不可思議な現象と見えた...
夏目漱石 「道草」
...一体君は人の言う事を何でもかでも正直に受けるからいけない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...何でもかでもそうだと貞奴をこの鋳型(いがた)に嵌(は)めようとするのではないが...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...それはそれは何でもかでも引受けたやうな口振りで...
原民喜 「氷花」
...何でもかでも他人(ひと)の真似(まね)をしたがるあひるさんがありました...
村山籌子 「あひるさん と 時計」
...何でもかでもそれに準拠してきめるものがある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何でもかでも並べる市である...
柳宗悦 「京都の朝市」
...何でもかでも昔話と言えば...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...何でもかでも古い伝統を打破しようとする時代であった...
山本実彦 「十五年」
...原稿が賣れなくなつても、何でもかでも、文士は都會にゐなければならないといふ理窟はない...
吉川英治 「折々の記」
...それに加えて、御台所はいうに及ばず、料理人どもは、何でもかでも、各方に欣んでいただきたいと、腕によりをかけ、必死に、美味(うま)い物を、美味い物をと作りますので――」「いやあ、愈、弱る」「ちと、お体を動かすことが出来ればよろしいが、それだけは、公儀のてまえ...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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