...終(つい)に一回の書画会をだも開かなかったというは市井町人の似而非(えせ)風流の売名を屑(いさぎよ)しとしない椿岳の見識であろう...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...この似而非統制の積極的内容が然るに何であるかに至っては...
戸坂潤 「思想動員論」
...この似而非統制(「統制」と呼ばれながら統制以上の或るもの)の内容が何に向かって動きつつあるかの見極めにあったのである...
戸坂潤 「思想動員論」
...一定の官製ニュースと官許ニュースとを提供することであり(それが前に言った似而非統制であるが)...
戸坂潤 「思想動員論」
...似而非学者だとしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...と一方にはアルランクールという似而非(えせ)マルシャンジーも出かかっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...われわれが彼女に与えた似而非貞女という付札は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...似而非貞女(えせていじょ)であり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...似而非(えせ)賢者何程(なにほど)のことやあらんと...
中島敦 「弟子」
...その作家は「精神に詩を持たない」似而非詩人である...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...故に真の詩と似而非の詩との区別も...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...テンプラフライ式の似而非日本である...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...似而非のレアリズム文学を以て...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...磊落(らいらく)を粧(よそお)う似而非(えせ)豪傑には...
二葉亭四迷 「浮雲」
...この「日本製」似而非ニヒリズムを...
三好十郎 「恐怖の季節」
...* 以上の似而非哲学者の描写はプラトンの『テアイテトス』からの引用である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...似而非風流(えせふうりゅう)ではない...
吉川英治 「新書太閤記」
...似而非(えせ)同情の心で...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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