...今晩伴(つ)れて往くと云うことにして来たじゃないか...
田中貢太郎 「春心」
...それにはその多くの要素がどう綜合せられてその状態を形成しているかを観察することが伴うのであろう...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...私はただ彼女のお伴みたいに振舞ってしまった...
豊島与志雄 「道化役」
...――おう伴の人、銀の羽子の鳥を見たとか、御主人が云うのは本当かね...
豊島与志雄 「文学以前」
...太子以前の國情は大化革新の際の詔に見えて居る所で、昔から天皇等の立て給へる子代の民、處々の屯倉、別(わけ)、臣、連、伴造、國造、村主の保てる部曲の民と謂ふ樣なものが全國に充ち滿ちて、朝廷の官吏とも謂ふべき者の治める土地は至つて尠なかつた...
内藤湖南 「聖徳太子」
...ぜひとも自分の妻子を伴って参加を申入れている...
中里介山 「大菩薩峠」
...同伴の染子という名も...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...百円はわしの寸志(すんし)、のお伴田さん、男子は何よりも気骨が大切じゃ...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...風はひどい雨を伴い真暗な夜の怒号と化した...
原民喜 「廃墟から」
...無限の不明箇所を伴うにもかかわらず...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...それがその森を出た途端に突然穉い頃死に別れた母の顔らしいものを形づくったときの何とも云えない心のときめきまで伴って...
堀辰雄 「菜穂子」
...歌に伴れて益々スピードを速めて行く二つの小舟を羨ましく見守つてゐた...
牧野信一 「円卓子での話」
...発展を伴うことはないかも知れぬが...
柳宗悦 「二笑亭綺譚」
...伴れてゆかれたのは離れだった...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...その伴れの二人は...
山本周五郎 「花も刀も」
...この奇妙な五人伴れは...
山本周五郎 「風流太平記」
...かくて虹汀は六美女を伴ひて呉家に到り...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...けれど許芝が再三の懇望と、魏王の命というのにもだし得ず、ついに伴われて、曹操の前に出た...
吉川英治 「三国志」
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