...彼は仰山の知識を持っている...
...彼女はその問題に対して仰山の意見を述べた...
...この山は仰山と呼ばれている...
...彼の努力は仰山のものだった...
...その建物は仰山の高さだ...
...くだらない事に二人からわき出た少し仰山(ぎょうさん)すぎた笑いは...
有島武郎 「或る女」
...いつも訴えるような仰山(ぎょうさん)な嘶(いなな)き声で迎える...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...ことさらに仰山なしかめつらをするのであった...
太宰治 「猿面冠者」
...死減一等の連中を地方監獄に送る途中警護の仰山(ぎょうさん)さ...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...そうすると、またお世話人と、お取持らしいのが両三名出て来て、仰山に、恐れ入ったふうをして、ペコペコすると、今度は、新元服に附添の、まだ前髪立ちの美少年が、振袖の袂(たもと)を翻して地上を指さしながら、屹(きっ)となって、ペコペコのお取持に向い、「御案内によりお相客として、われらも罷(まか)り出でましたが、御正客の只今、おっしゃる通り、行手にこのような大きな山があっては、越そうにも越されませぬ、取急いで、何とか、お取捌き下さい」「はっ、はっ――恐れ入りました、至急に地ならしを仕りまする」新元服の本客に劣らない、振袖姿の美少年の生意気さ――道路の上に指さして、上役が下僚を叱るような態度で、きめつけているのが、「奇妙奇妙」道庵には奇妙だが、米友にはむしろ奇怪千万の挙動に見られます...
中里介山 「大菩薩峠」
...佐渡貉といふ位で此邊にはむじなの穴が仰山あつたものだがみんな獵師が打つてしまつて今では一つも居なくなつたと博勞が獨言のやうにいひながら行く...
長塚節 「佐渡が島」
...さも仰山(ぎょうさん)に買い被(かぶ)って...
夏目漱石 「坑夫」
...仰山(ぎょうさん)に言うと一時間の意識はその人の生涯(しょうがい)の意識を包含していると云っても不条理ではありません...
夏目漱石 「創作家の態度」
...之(これ)に反(はん)して主人(しゆじん)の仰山(ぎやうさん)らしく大(おほ)きな拳骨(げんこつ)が...
夏目漱石 「門」
...まアこんなに仰山捕手が来たのかと人の居る処は下駄を穿いてソロ/\と知らぬ顔であるき...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...仰山(ぎょうさん)...
火野葦平 「花と龍」
...仰山(ぎょうさん)たらしいことばっかりぬかして...
火野葦平 「花と龍」
...止り木から滑り落ちて仰山な羽ばたきを立て...
牧野信一 「鸚鵡のゐる部屋」
...故意に仰山に眼を視張(みは)つたが...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...恰で熱烈な恋愛者の言葉である通りの仰山な文字面が如何にも愉快であつた...
牧野信一 「タンタレスの春」
...この仕打のやや仰山なるため多数の人は早く家へ帰つてとは取らず...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...又仰山に笑ふのであつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...嫁に娶(もら)われてゆく仰山な明りだよ」「…………」磋磯之介(さきのすけ)は茫然としながら...
吉川英治 「旗岡巡査」
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