...省作は本を持ったまま仰向きにふんぞり返って天井板を見る...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...机の傍にごろりと仰向きに寝ころび...
太宰治 「乞食学生」
...うしろに両手をついて仰向き...
太宰治 「津軽」
...白い浴衣を着た叔父が仰向きになつてよつかかつて...
田中貢太郎 「黒い蝶」
...仰向きに寝ていた藤野が起き上がってそれを見ると...
寺田寅彦 「花物語」
...身を仰向きに倒れしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...庸三はいつごろまで仰向きになった目の上に「痴人の告白」を持ちこたえていたろうか...
徳田秋声 「仮装人物」
...その上へ、仰向きになって、眼を閉じた...
直木三十五 「南国太平記」
...首尾よく一匹はそこに仰向きに転んだ...
中原中也 「医者と赤ン坊」
...仰向き勝なその顔の...
中原中也 「引越し」
...先づ臺所には顏をぐざぐざに碎かれた小間使が仰向きに倒れて...
南部修太郎 「死の接吻」
...死骸は仰向きじゃなくて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...つまり春一に力任せに突き飛ばされて仰向きに仆れた途端に...
浜尾四郎 「死者の権利」
...抱き膝をした眠元朗はすこし仰向きに顔を湖づらへ向けて坐っていた...
室生犀星 「みずうみ」
...私は仰向きにならされ洗滌の用意がはじまり...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...半三郎は居間で仰向きに寝ころび...
山本周五郎 「あだこ」
...彼はそのまま排泄物の上へ仰向きに倒れて眼を閉じると...
横光利一 「上海」
...彼は部屋に這入るとすぐ寝台にどさりと仰向きに寝て大きく両手を拡げた...
横光利一 「旅愁」
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