...村はずれの辻堂などを仮の住居(すまい)として...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...現に目の前に見えて居る実物の方を仮の姿である如くに考へる者もあるが...
丘浅次郎 「固形の論理」
...これは仮の壁でいいのだ...
高見順 「いやな感じ」
...翌年亦ケーニヒスベルク大学の教授として仮の任命を受けたが...
戸坂潤 「辞典」
...正とか邪とかは畢竟(ひっきょう)人間の間だけの仮の取決(とりきめ)に過ぎないのか? 子路がこの問題で孔子の所へ聞きに行くと...
中島敦 「弟子」
...そこが牧野さんの仮の住居となった...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...つづく三尺の仮の床(とこ)は...
夏目漱石 「虞美人草」
...ありゃみんな一時の座興で」「何?」「藤枝蔵人様というのは仔細あって世を忍ぶ仮の名...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お鈴さんというのは仮の名で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...仮の場席をこしらえ...
水上滝太郎 「九月一日」
...仮の仏壇の前へゆき...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...この辺で仮の宿をとって...
吉川英治 「三国志」
...仮の本営とさだめていた...
吉川英治 「私本太平記」
...ひとまず仮の床几(しょうぎ)をすえ...
吉川英治 「私本太平記」
...一時仮の牢舎へ下げた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...こういう人々の種々(さまざま)な仮の相(すがた)が...
吉川英治 「親鸞」
...(二七・九・七)*旅先の仮の机では...
吉川英治 「随筆 新平家」
...仮の兵舎に一夜をやすんだが...
吉川英治 「源頼朝」
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