...「身ども今生(こんじょう)の思い出には...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...生きかわり死にかわり何代も何代も芸術家に生まれ来て今生で研究の出来なかったものをうんと研究する...
上村松園 「健康と仕事」
...今生れた許りのやうなフヨ/\した眼にも餘る小さな金魚...
千家元麿 「自分は見た」
...「今生の思い出に...
壺井栄 「瀬戸内の小魚たち」
...もはや最後も遠からず覚え候(そうろう)まま一筆(ひとふで)残しあげ参らせ候今生(こんじょう)にては御目(おんめ)もじの節(ふし)もなきことと存じおり候ところ天の御憐(おんあわれ)みにて先日は不慮の御(おん)目もじ申しあげうれしくうれしくしかし汽車の内のこととて何も心に任せ申さず誠に誠に御(おん)残り多く存じ上げ参らせ候車の窓に身をもだえて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...今生(こんじょう)での...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...これが今生(こんじょう)の別れかも知れぬ...
直木三十五 「南国太平記」
...たつた一と目、今生の別れに、お孃樣の顏を見れば、私はもう、磔刑柱に押しあげられても、怨みはございません」喜之助は溢(あふ)るゝ涙の間から、駄々ツ兒のやうに掻き口説(くど)くのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...凡(すべ)ては今生れしばかりなり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今生きていれば六十七歳くらいになっているであろう...
柳田国男 「故郷七十年」
...今から思いますとこの時こそ夫の姿の今生(こんじょう)の見納めでございました...
夢野久作 「暗黒公使」
...尽きせぬ今生(こんじょう)の御縁...
吉川英治 「上杉謙信」
...今生(こんじょう)のお別れもはや間もないことなれば...
吉川英治 「新書太閤記」
...今生きつつあるわれ等だけの生涯のものではない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...――今生では報じきれない君恩をうけて来たのである...
吉川英治 「日本名婦伝」
...おそらく今生の事はこれ限(き)りだろう」「そうか」「――が...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...彼は今生きることの苦しさに圧倒せられて自分のようなものは生きる値打ちもないとさえ思っている...
和辻哲郎 「樹の根」
...今生(こんじょう)の暫時の妄愛は道のためには捨ててよい」(随聞記五)...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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