...今切(いまぎれ)は越せません...
泉鏡花 「歌行燈」
...今切り取ったばかりのような土の壁を...
海野十三 「のろのろ砲弾の驚異」
...それを今切りとったボール紙の五本の指にはめていった...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...僕は今切符を切って貰ったんだが...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...今切はそうでもないが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...今切り抜けて来た波瀾(はらん)の結果はすでに彼女の気分に働らきかけていた...
夏目漱石 「明暗」
...今切られたばかりの殿の髷(まげ)も見えない」「?」「殿には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼女が今でも一番恋しい景色は遠州御前崎の今切(いまぎ)れの渡しのところと味方が原だという...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...遠州今切の渡し昔は山続きの陸地なりしが百余年ばかり前に山中より螺貝(ほらがい)夥しく抜け出で海へ躍(と)び入り...
南方熊楠 「十二支考」
...今切らなければ鉄になりますぞ...
夢野久作 「白髪小僧」
...今まで私の眼の前を遮っていた疑問の黒幕がタッタ今切って落されたのだ...
夢野久作 「暗黒公使」
...今切(いまぎり)藤五と羽鳥八郎太だった...
吉川英治 「私本太平記」
...かなり離れていたはずの、供の今切藤五、羽鳥八郎太の二人の足音が、すぐ踵(くびす)に近づいて来たからだった...
吉川英治 「私本太平記」
...――今切、羽鳥の二人へそそぐ彼の眼が、ゆうべから針のごとき警戒心と、軽蔑にみちていたのはいうまでもない...
吉川英治 「私本太平記」
...歩き出すとすぐ今切藤五は...
吉川英治 「私本太平記」
...今切藤五はどこにいるんだ」八郎太と伝次の二人は...
吉川英治 「私本太平記」
...物蔭にいた今切藤五も狼狽はしたが...
吉川英治 「私本太平記」
...今切藤五ひとりだけが...
吉川英治 「私本太平記」
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