...今もいる...
芥川龍之介 「青年と死」
...お末は今も兄の愛撫に遇ふと...
有島武郎 「お末の死」
...今も大変静かにしてゐます...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...今もって懐かしい作のひとつである...
上村松園 「孟母断機」
...今も改めないでいるものとすれば...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...今も、庭の真中の、陽当の一番良ささうな所を彼らしくだだ広く掘返して、葱一株、玉葱一株、花の咲いた日野菜一本、小さな蜜柑、梅、枇杷、団栗の木が一本づつ植つてゐる...
外村繁 「打出の小槌」
...裏のすきだらけの枸橘(からたち)の生垣の穴を出入りした姿が今も遠い思い出の奥にかすんで見える...
宮本百合子 「犬のはじまり」
...それだけに生活の様式が今も昔とそう変らない...
柳宗悦 「地方の民藝」
...幸にもこの仕事は今も続いております...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...松山市には今も久松氏の旧城の一部が残って...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...これを手にして悦んで抱えて帰ったのを今も覚えている...
柳宗悦 「四十年の回想」
...その砂浜に尻を塞がれて今も小さな潟が残り...
柳田國男 「地名の研究」
...その子孫今もあり...
柳田国男 「遠野物語」
...余は今も猶彼れの所謂唯物論者たることを免れざるやも知れず...
山路愛山 「透谷全集を読む」
...翁は日本の三十一音から成るタンカを知つて居て「今も猶(なほ)如此(かくのごと)き素朴な詩の作られるのは懐かしい」と云ひ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...「愛知川の夜も今も...
吉川英治 「私本太平記」
...そもじが、霜の夜の門べに云いのこしたるを、今もなお、母はわすれ侍(はべ)らず、折にふれ思いいで居りそろ……召使が、前にいるのも知らぬように、藤吉郎は母の文へ、ぼろぼろと涙をこぼして、二度も三度も読みかえしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...が、残っているものは、今も昔と変らず、驢馬(ろば)になったつもりでいなけりゃなりません...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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