...現に今あるようにと...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...それが今ある如くあらねばならぬ理由が何処(どこ)にあるか? もっと遥かに違ったものであっていいはずだ...
中島敦 「狼疾記」
...この歌のレコオドはまあ何という偶然の運命から私の手もとに今あるのだろう...
堀辰雄 「木の十字架」
...今あるような短いのばかりでなく...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...その遺骨が、今日アルゼンチナ等の曠野(こうや)を駈け廻る野馬によく似居るので、この野馬は南米固有のものと説く人もあるが、実は西大陸にあった馬属は過去世全滅し、今ある所は、欧州人が新世界発見後持ち渡った馬が遁(のが)れて野生となった後胤だ...
南方熊楠 「十二支考」
...今あるままの労力のひどい台所仕事をそのまま男もやってやるということではなく...
宮本百合子 「明日をつくる力」
...そんなことより一太にはもっと面白いことが今ある...
宮本百合子 「一太と母」
...今ある設備を百パーセントにつかう方法は考えましょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今ある複雑な絵模様には...
柳宗悦 「樺細工の道」
...出来る限りそれが今ある形にまで到達した道程または順序を尋ね究むべきは当然であろう...
柳田国男 「海上の道」
...今ある僅かな民間伝承も消え埋(う)もれ...
柳田国男 「海上の道」
...よほど古くから今あるものが行なわれていた...
柳田国男 「こども風土記」
...これがことごとく最初から今ある区劃に対して附与した名であったろうことは想像しがたいのに...
柳田國男 「地名の研究」
...今ある日本の地名は少なくとも数千万...
柳田國男 「地名の研究」
...今ある路の辻の石塔とよく似た祭壇であった...
柳田國男 「地名の研究」
...したがって今ある子どもの尻取文句(しりとりもんく)や...
柳田国男 「木綿以前の事」
...自分たちは今ある下界の平民の信仰が...
柳田国男 「山の人生」
...彼の魂に今あるものは...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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