...「かうなると汝(われ)と己(おれ)とは仇(かたき)同志や...
芥川龍之介 「南瓜」
...然(しか)れば真(まこと)の仇敵(かたき)とするは...
巌谷小波 「こがね丸」
...「仇敵」のごとく追いまくられた...
高見順 「いやな感じ」
...口には出来ないヒドイ仇名が付いている...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...又仇台が「くど」と讀まれるのは...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...重ねて兄の仇を討ったと――まず...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...未来の細君をもって矚目(しょくもく)された本人へ文(ふみ)をつけた恋の仇(あだ)とは夢にも知らず...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...このおれを不倶戴天の仇として恨んでやがるんだ――だもんだから事ごとに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...親切が仇(あだ)になるなんて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...まさしく仇うちをされた者のやうに唇を噛んでさう呟いたが...
牧野信一 「秋晴れの日」
...いつも眼ばかりぎよろ/\させてぼんやりとしてゐて夜になると活気づくといふところから梟といふ仇名がつけられてゐたが...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...暴富を積んで宝が恒(つね)に身の仇...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...仇心(あだごころ)なき身ながらも...
三宅花圃 「藪の鶯」
...主人の仇討ちを思い立たせるほど纏々としてつきない林之助への執着が統一した印象となって浮上らなかったのは如何したものだろう...
宮本百合子 「気むずかしやの見物」
...仇討ちをするんじゃと言うて...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...「魏と呉とはもとより何の仇もなく...
吉川英治 「三国志」
...貞盛の行方は、とんと、知れぬが……その妻とて、正しく、仇の片われ」と、部将の多治員経(たじのまさつね)や坂上時高(さかのうえのときたか)などは、大いに誇って、彼女らを辱め、やがて、将門の前へ曳いて来た...
吉川英治 「平の将門」
...おれを仇(かたき)の何のと罵(ののし)ったが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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