...(九)の二橋の上の仄白い人影...
石川啄木 「鳥影」
...切れ切れに仄白(ほのじろ)く光っていた...
海野十三 「爬虫館事件」
...いずれも夢のように仄(ほの)かに浮び上っていたが...
橘外男 「逗子物語」
...蝋燭(ろうそく)の仄(ほのか)な光でまた私は...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...仄かに薄れゆく光線に包まれて...
モリス・ルヴェル Level, Maurice 田中早苗訳 「誰?」
...空氣(くうき)よりも仄(ほのか)なもので...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...額には仄かな和らぎの色が浮んでいました...
豊島与志雄 「古木」
...一条の仄紅い光りがさしていた...
豊島与志雄 「二つの途」
...その仄白い明るみの底に...
豊島与志雄 「二つの途」
...夜が白んで物の色が仄(ほのか)に明るくなった頃...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...*(五月×日)私はお釈迦様に恋をしました仄(ほの)かに冷たい唇に接吻すればおおもったいない程の痺(しび)れ心になりまする...
林芙美子 「新版 放浪記」
...川の水は仄白く、杉の大木は黒い影を路に投げてゐる...
原民喜 「壊滅の序曲」
...仄(ほの)暗い電光を受けていっそう凹凸がひどく見えた...
北條民雄 「いのちの初夜」
...農家だとかが仄見(ほのみ)えるきりだった...
堀辰雄 「菜穂子」
...同君の恋愛観など親近の人たちから仄聞(そくぶん)すると...
正岡容 「わが寄席青春録」
...彼の女は胸の中で「私達はもう恋を仄かに感じ合っているのだ...
松永延造 「職工と微笑」
...仄(ほの)かにわきまえられて参った...
吉川英治 「三国志」
...断片的なナコト写本は更新世より前の世界に起源を持つと仄めかし...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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