...されど是れ皆猶(なほ)人界の美のみ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...「カイン」「サタン」の詩二つながら人界の災殃(さいおう)を賦(ふ)し...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...風よけの帆布(ほぬの)を張りめぐらした、菓子や果物や絵葉書などの売店に、店番の夫婦者が寒そうに坐っているほかには全く人影はなく、何かこう、人界をはなれて、天上の無人の境へ来たような、物さびしい感じであった...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...かの美婦を人界に送りしなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...人界に比す可からざる事...
高木敏雄 「比較神話学」
...死の運命の人界の何者敢て之を御し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...これを眺むる人界の子は悉く驚かん...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...人界に加はる時に煽動のエリスあらびて立ちあがる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...何となく超人界的な思いを誘う香りが...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...人界を遠く離れた景色である...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...この人界を遠く離れた世界の妖しい美しさを...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...この孤獨――人界からの放逐!憇(いこひ)の錨(いかり)が切れたばかりか...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その敵討(かたきう)ちに人界に生まれて...
南方熊楠 「十二支考」
...このニルヤと人界との交通が...
柳田国男 「海上の道」
...且(か)つは人界との往来も考えられるが...
柳田国男 「海上の道」
...下は人界の純美を穢(けが)し去って...
夢野久作 「鼻の表現」
...地上にも人界にも天地は只空寂...
吉江喬松 「山岳美觀」
...人界(うわさ)をあっと云わせてみようかなどと商人(あきゅうど)にあるまじき空想などに耽(ふけ)っておりますよ...
吉川英治 「源頼朝」
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