...如露亦如電(にょろやくにょでん)に違いございません...
芥川龍之介 「藪の中」
...彼も亦時に突掛つて行く衝動を感ずることはあつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...かの女も亦義雄の留守に手紙を一度よこしてあつた切りだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...人類学的神話学者の研究は、太古に於ける此信仰に関して、光を与うること、益々多きを加うるに至る可く、蛇神崇拝の形跡に関しては、日本神話も亦た、多くの徴証を有す...
高木敏雄 「比較神話学」
...愛子の母われを慰めんと謡ひ踊り愛子も亦踊る...
高浜虚子 「六百句」
...これも亦驚くべき変化だつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...探検も亦一つの科学的精神の発露である...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...報道や交通と云ったこの後の意味でのジャーナリズムも亦...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...神近市子など)も亦...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...精神的なものも亦物質的なものを決定・規定・するのが事実ではないか...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...是れ亦党人の自観なるのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...私も亦(また)、これが人間唯一の目的で一身の品行修まりて能事(のうじ)終るなんて自慢をするような馬鹿でもないと自(みず)から信じて居るが、扨(さて)又これが妙なもので、社会の交際に関係する所は甚(はなは)だ広くて、意外の辺に力を及ぼすことがあるその一例を申せば、旧藩の奥平家に対して私は如何(いか)なる者ぞと尋ぬるに、見る影もなき貧小士族が、洋学など修業して異様な説を唱え、或(あるい)は外国に行き、又或(あるい)は外国の書を飜訳(ほんやく)して大言を吐散(はきち)らし、剰(あまつ)さえ儒流を軽蔑(けいべつ)して憚(はばか)る所を知らずと云(い)えば、是(こ)れは所謂(いわゆる)異端(いたん)外道(げどう)に違(ちが)いない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...養成した功労も亦甚大なるものであるといわねばならない」とあった...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...騒々しい次郎左衛門に土手で逢ひ雀郎甘台の客代筆をたのまれる同新香も盛(も)りやう台の物となり同此も亦...
正岡容 「大正東京錦絵」
...蘭方医も亦与(あづか)り聞かむと欲するに至らむこと必然であつたからである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...去十日より箱館府戦争有之、賊徒敗走、軍艦に而も戦争有之、是亦官軍大勝利...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...翁も亦そんな因縁からであったろう...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...君子も亦窮するあるか...
和辻哲郎 「孔子」
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