...陣頭剣を交ふる敵を見る尚かくの如し...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...往き交ふ人疎(まばら)にして...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...中なる剃手(そりて)と次の如き会話を交ふるを聞くであらう...
石川啄木 「葬列」
...と、飛び交ふ螢の、その一つが、スイと二人の間を流れて、宙に舞ふかと見ると、智惠子の肩を辷つて髮に留つた...
石川啄木 「鳥影」
...地上に下り度くてもがくけれど次々に忙しく變る景色に心を奪はれて之れも忘れ小さな體の方向を手の上でくりくり更へて黒眼を燃やし餘りに近く行き交ふ人を眺め...
千家元麿 「自分は見た」
...重く鼻の先や眼の先きを見えたり隱れたりし乍ら人々の行き交ふ中に降つて來る...
千家元麿 「自分は見た」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...其の前を行き交ふ着飾つた人波とを思出したのだ...
中島敦 「環礁」
...人間はまことのこゝろ交ふが道なり...
林芙美子 「浮雲」
...人間はまことのこゝろ交ふが道なり...
林芙美子 「浮雲」
...法師の湯廊を行き交ふ人の皆十年ばかりは事無かれかし法師温泉は今時珍しい山の中の温泉で電灯さへない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...そこで湯に入る為に「廊を行き交ふ」ことになる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...其施政の際に一毫の私意を交ふ可らず...
福沢諭吉 「帝室論」
...または森蔭に飛び交ふ狐火のやうに...
牧野信一 「歌へる日まで」
...宙を飛んで草むらへかくれたり――振り返つては手まねぎをおくりながら跳び交ふのを眺めると...
牧野信一 「タンタレスの春」
...電車や自動車の行き交ふ大通へ足を入れるのが自分ながら危險に思はれるくらゐに頭が亂れてゐる...
正宗白鳥 「假面」
...醇中(じゆんちゆう)に疵(し)を交ふることを免れない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...燕飛び交ふ稲佐の浜より...
夢野久作 「白くれない」
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