...どんな些細なことでもどんな汚いものゝ上にも少しの相違もありません...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年六月号)」
...些細な迷信でも、一つを黙認すれば、他をも黙認せねばならず、次から次へと、負けて行けば、終には、いかなるはなはだしい迷信でも許さねばならぬことになる...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...いつの間にかその些細な興奮も消え...
モリス・ルヴェル Level, Maurice 田中早苗訳 「誰?」
...「些細な事だね」と...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...どんな些細なことでもよいから...
豊島与志雄 「化生のもの」
...ごく些細な動作や身振や言葉遣いなど全体の感じで...
豊島与志雄 「黒点」
...富子は些細なことまで僕に相談して...
豊島与志雄 「自由人」
...ごく些細なことのために壊れかけるのを...
豊島与志雄 「どぶろく幻想」
...不運な人間が、些細な変化にも、すぐ不幸を予想するように、岩城といっしょに来た、見馴れぬ男に不安を感じているふうだったが、岩城が紹介を終えると、目ざましいほど昂奮して、「お近づきになれて、うれしい」と、母音のひびくラテン訛の英語で挨拶し、こんなところまでよく来てくれたと、息を切らしながら、いくどもくりかえした...
久生十蘭 「蝶の絵」
...想定内の些細なこと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...君に一つ頼みたい些細なことがあります...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...レバスティアを些細な罪で逮捕して...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...やることといえば結局些細なことだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...採れても極く些細なものかも知れませんが...
牧野富太郎 「植物記」
...動坂で私が散歩したいと云いあなたはうちにいようと仰云ったああいう些細なことも...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ほんの些細なことからそうならなかったまでのことなのだが...
横光利一 「夜の靴」
...父にはやはり些細なことに響く筈もなく...
横光利一 「旅愁」
...蒋欽の些細な一敗も...
吉川英治 「三国志」
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