...吾(おれ)の了簡で吾が聞くんだ...
泉鏡花 「海城発電」
...身勝手な了簡より外ない奴は大き面をしていても...
伊藤左千夫 「姪子」
...株を買う了簡(りょうけん)で描いてもらう依頼者もなかった...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...了簡がケチ臭く肝ッ玉が山椒ツブみたいで力もなくしたがって御金もなく女の子にはいたってふられがちに出来あがっている――まったくわれながらアイソのつきる野郎ではある...
辻潤 「だだをこねる」
...不了簡(ふりょうけん)をしちゃいかんぞ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...なんでもかでも自分の狹い了簡で判斷しようとなさる! さあ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...遊行上人に食ってかかろうというお前の了簡方(りょうけんかた)がわからねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...了簡(りょうけん)は眠っちゃあいねえんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...こっちにも了簡(りょうけん)があるんだからな」「それがまことにどうもはや……」「来たのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...つまり一世一代の了簡(りょうけん)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...買(か)ひたい了簡(れうけん)を誘致(いうち)するには至(いた)らなかつた...
夏目漱石 「門」
...决(けつ)して决(けつ)して不了簡(ふりやうけん)など出(だ)すやうな事(こと)はしませぬほどに夫(そ)れも案(あん)じて下(くだ)さりますな...
樋口一葉 「十三夜」
...左様(そん)な浅ましい卑しい了簡は決してないと申して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...故に陸上にあらゆる物は必ず海中にもその偶ありてふ古人の了簡(テンネント『錫蘭博物志(ナチュラル・ヒストリ・オヴ・セイロン)』七三頁)から推せば...
南方熊楠 「十二支考」
...普通(あたりまえ)の人間とはチットばかり了簡が違いまする」「フウム...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...それから関西あたりへ出て何か大仕事をする了簡ではなかったかと...
夢野久作 「斬られたさに」
...能楽師を恐れ入らして遣ろう……ぐらいの了簡で...
夢野久作 「道成寺不見記」
...それで了簡(りょうけん)せい)(……へい...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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