...わく/\する心の亂れ落着かねてゐるのである...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...亂心地(みだりごこち)の堪へざるに...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...地面許り見てゐる脊に眠る小供におしつけられて首ものばせず腰は極端な謙遜で曲つてゐる冬中どうしてしのいで來たのかその半ば盲目の母の手を亂髮のしかしいゝ顏をした負けぬ氣性の眉宇に現はれた男の子が...
千家元麿 「自分は見た」
...金糸銀糸に捲き上げし美麗の髮は――髣髴と 50天女のそれに似たる髮――無慚亂れて血にひたる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...名殘の袖の追風の行衞いづくと眺むれば春やむかしの川柳緑のおぐし今更にふけて亂れて絆れては鏡も何ぞいさゝ川見ずや踏入る一足にこゝも移ろふ世の姿...
土井晩翠 「天地有情」
...是は應仁の亂の後...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...一體應仁の亂に實際京都で戰爭があつたのは僅か三四年の間であります...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...この足輕の亂妨がよほど心外に思はれたものと見えます...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...かくの如く應仁亂の前後は...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...世の中が亂れかゝつたのでありますが...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...主人夫婦(しゆじんふうふ)は勘次(かんじ)の目(め)からは有繋(さすが)に災厄(さいやく)の後(あと)の亂(みだ)れた容子(ようす)が少(すこ)しも發見(はつけん)されなかつた...
長塚節 「土」
...混亂の状を呈せし後...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...それを知つてゐた菊池君はトゥールまでそれを持ち運んで歸りの汽車の混亂の中で迷惑したことだらうと氣の毒になつた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...亂暴をするんでも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...障子を押し倒すやうに入ると中は亂離骨灰(らんりこつばひ)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...相當亂脈になつて行く樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兄は淫慾のゆふべより飛散し散亂し...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...かつては戰亂の世に...
吉川英治 「折々の記」
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