...どうしても乾かないほど水が泌(し)みこんではいたが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...今度はインキがギラ/\浮いて容易に乾かない...
谷崎潤一郎 「文房具漫談」
...法衣も乾かないので休養読書...
種田山頭火 「行乞記」
...向島の請地(うけじ)にまだ壁も乾かない新建ちの棟割(むねわり)を見つけて契約し...
徳田秋声 「縮図」
...インキもまだ乾かないかと思われるばかりです...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...着物が乾かないんですもの」「どうして...
中里介山 「大菩薩峠」
...まだ血糊(ちのり)の乾かない蕃刀を提げて退却する同族の姿を眼の辺りに眺めなければならなかったし...
中村地平 「霧の蕃社」
...セロファンで包んで乾かないようにして...
中谷宇吉郎 「ジストマ退治の話」
...濡れた所は乾かないのに...
夏目漱石 「坑夫」
...親分」「河童の元結や犢鼻褌(ふんどし)の乾かないうちに縛りたいところだ」「ヘエ――」平次はガラッ八に後を任せ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まだよく乾かないかも知れません」さう言つて太吉が手拭に包んで居たのをほどいて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昨夜の雨のまだ乾かない雑草の上に横倒しになって...
水上滝太郎 「九月一日」
...天気が悪くてよく乾かないで困ります...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...それがなかなか乾かないで困ると云っていたがそんなことを口実のように...
山本周五郎 「柳橋物語」
...まだ乾かない顔を上げて...
吉川英治 「大岡越前」
...まだ墳墓の土も乾かないうち...
吉川英治 「三国志」
...まだ血ぬられた三万の杭(くい)に滴(したた)る生血も乾かないうちに――...
吉川英治 「新書太閤記」
...なかなか乾かないのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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