...ましてわたしは乞食ですぜ...
芥川龍之介 「お富の貞操」
...私の欠陥に対して再び先生のお許を乞う可く私は今や私が誤っていた事を書き記してお送りします...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...昨日の乞食ですね...
石川啄木 「葉書」
...飢餓(うゑ)と恐怖(おそれ)と困憊(つかれ)と悔恨(くい)と……真暗な洞穴(ほらあな)の中を真黒な衣を着てゾロゾロと行く乞食の群! 野村は目を瞑(つぶ)つた...
石川啄木 「病院の窓」
...……」「高等乞食」は...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...それとも乞食の根性か...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...けふのべんたうは野のまんなかでなつかしくもやはらかいフトンである(源三郎居)・蒲団ふうわりふる郷の夢( 〃 )駐在所で源三郎居の所在を教へられて、そこへの石段を上つてゆくと、子を負つた若い奥さんが下つて来られる、それが源三郎さんのマダムだつた、これは句になりさうで、なか/\まとまらない、犬の方はすぐ句になつたが!十一月廿日曇、時雨、下関市行乞、本町通り、岩国屋(三〇・中ノ上)朝風呂に入れて下さつたのはありがたかつた、源三郎さんといつしよに出かける、少し借りる(何しろ深耶馬を下るためにといふので二円ばかり貯つてゐたのだが、宇島までにすつかり無くなつた、宇島で行乞したくないのを無理に行乞したのは、持金二十銭しかないので、食べて泊るだけにも二十二銭の不足だつたからである)、駅で別れる、しぐれがなか/\やみさうもない、気分もおちつかないので、関門を渡る、晴間々々に三時間ばかり行乞、まだ早すぎるけれど、昨春馴染の此宿へ泊る、万事さつぱりしてゐて、おちつける宿、私の好きな宿である...
種田山頭火 「行乞記」
...こゝもかしこも花ざかりねむり深い村を見おろし尿する追加一句松はみな枝たれて南無観世音(味取観音堂の耕畝として)行乞途上旅法衣ふきまくる風にまかす...
種田山頭火 「行乞記」
...萩地方行乞の旅へと山口まで出かけたが...
種田山頭火 「行乞記」
...以前のやうに、行乞流転して、そのまゝ消えてしまふやうな旅でなければならない...
種田山頭火 「其中日記」
...一隅(かたすみ)には行き倒れや乞食の死んだのを埋葬したところもあった...
田山花袋 「田舎教師」
...憐(あわ)れむべき飢えた乞食(こじき)どもがついていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一人は元来の乞食であるが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...俺の手柄に代へてもお前の命乞ひをしてやる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...乞食(こつじき)にも劣る真似をして漸(ようや)くの事で三十五円の慈恵金(じえきん)に有附いた……それが何処(どこ)が栄誉になる...
二葉亭四迷 「浮雲」
...かつて高貴な立場から見下していた乞食になりかねなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...」此秋山伊豆は藤陰に文章の添削を乞うたことのある人ださうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...養策はすぐに女中に命じて乞食青年を呼び返させて...
夢野久作 「黒白ストーリー」
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