...先ず三日でしょうか」それなれば十二三貫ある園長を八つか九つの切れにして...
海野十三 「爬虫館事件」
...一(ひ)ィ二(ふ)ゥ三つ、四つ、五つ、六つ、七つ、八つ、九つ、十もほつていつたよ...
鈴木三重吉 「小犬」
...それが漸(やつ)とまだ九つにしかならないのに...
薄田泣菫 「茶話」
...広い屋敷には立派な蔵(くら)が九つも立ち並び...
太宰治 「新釈諸国噺」
...あれこそ我が子よと思いながら、上たちはどうしてこんな所にいらっしゃるのですかと尋ねますと、その返事はしないで、あゝ嬉しいこと、今日はお母さまがお亡くなりになって三日目になるものですから、今わたしたちはこゝでお骨を拾っていましたら、ちょうど折よく御僧がお通りになったのです、ほんとうに嬉しゅうございます、恐れながら、お経を遊ばして下さいますなら御利益でございますがと、掻き口説きますので、その時の思いはさらに夢ともうつゝとも、たとえようもありませなんだが、辛(から)くも気を取り直してその幼い者たちをつく/″\と見ますのに、姉は九つ、弟は六つになっていまして、さすがに下の子供には似ず、すがたかたちもいたいけなさまをしております...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...九つから十二くらいまで...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ファウストの劫罰や九つの交響曲などを上演することが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その時に勢至丸は九つであった...
中里介山 「法然行伝」
...「一體どうしたことなんだ」「九つの小娘が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それはなんですか」「これは九つの地方(テリトリ)をあらわす標識(プラウド)だ...
久生十蘭 「だいこん」
...宿無(やどな)し野良(のら)の犬(いぬ)野良(のら)の犬(いぬ)おまへも寒(さむ)かろ雪(ゆき)が降(ふ)る九つ...
槇本楠郎 「赤い旗」
...グレースは九つか十でしょう...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...九つうってもまだやまず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...此年榛軒四十六、妻志保五十、女柏十五、柏軒並妻俊四十、女洲九つ、国六つ、男鉄三郎一つ、蘭軒の女長三十六、蘭軒の姉正宗院七十九であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その殺されたのが九つ半頃であったというから...
森鴎外 「渋江抽斎」
...その話を聞いたんです」兄の次郎は九つで...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「――九つか十くらいのときだったろう...
山本周五郎 「あだこ」
...少なくとも八つ九つあったわけだ...
山本笑月 「明治世相百話」
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