...甲乙二人の見る重太郎は必しも同一と云ふ訳には行かぬ...
芥川龍之介 「僻見」
...乙二等(おつじら)の自詠を書せるもの各一幀...
芥川龍之介 「わが家の古玩」
...また甲乙二種族が戦うて充分疲れたところをねろうて...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...七時以後の時間を甲乙二班に分って隔日交替とし...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...国家機関の分配上府県道庁の区別ありと雖も直に之を以て甲乙二県ハ独立して関せざるものと云ふを得ず...
田中正造 「非常歎願書」
...俳句講座を漫読して、乙二を発見した、何と彼と私とはよく似てゐることよ、私はうれしかつた、松窓七部集が読みたい、彼について書きたい...
種田山頭火 「其中日記」
...一、作品そのものゝ価値(純文芸的)一、作品が時代へ働らきかけた価値(史的意義)この二つの価値を併せ有する作品としては芭蕉、啄木、前者の例は乙二、牧水、後者のそれは子規等...
種田山頭火 「其中日記」
...ただ甲乙二人の描いた人相書きがちがう場合にどっちも自分のかいたほうが「正しい」と言って...
寺田寅彦 「自画像」
...また甲乙二つの知識が単独には大した役に立たないのが二つ一処(いっしょ)になったおかげで大変な役に立ったという例はいくらでもある...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...そこに甲乙二句一つ一つとはまた別なある物が生まれ...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...すなわち甲乙二つのパートが並行するとして...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...又かなたには集會の廣場に衆は群れり、爭議おこれり、殺されし人の賠償、題として、甲乙二人爭へり、賠償すでに濟みたりと、衆に向ひて甲は述べ、そは未だしと乙は曰ひ、 500判者の前に爭を兩者もろとも終へんとし、衆は双方いづれかを贊するまゝに呼び叫ぶ、そを傳令はとりしづむ、かなた聖なる一團に、老いし判者のおのおのは彫琢されし石の上、坐して音聲朗々の傳令の笏手に握り、 505かはるがはるに立ち上り、其判定をのり示す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...やはり甲乙二類に分れるものと思われます...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...「ケ」の甲乙二類の別も...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...此作は、名古屋刑務所長、佐藤乙二氏の、好意によって産れ得たことを附記す...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...「甲乙二人の旅人あり...
牧野信一 「四郎と口笛」
...前例の甲乙二者の中どちらに類似するかといふと...
正岡子規 「読書弁」
...碧梧桐評の中にこの句は乙二(おつに)調だとか...
正岡子規 「病牀六尺」
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