...紅葉と乖離(かいり)するのは決して本意ではなかったろうが...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...行法全乖...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...かえって乖離(かいり)敵対のもっともはなはだしき原因となれり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...永久に原型からの乖離であるという...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...作者の芸術的意図と生活意欲との乖離がある...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...そして私は私と英子との心の方向が乖離してきたのを余りに多く知りすぎていた...
豊島与志雄 「運命のままに」
...肉体と精神とが乖離する時に当って...
豊島与志雄 「傍人の言」
...法王を仆(たお)せ!(そのころ万事が皆ローマと乖離(かいり)していたのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その乖離(かいり)は初めは感じ難いほどであるが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...國民の性情や社會の状態に乖(もと)り乖(もと)つた揚句の果てに無理やりに作出さねばならぬ不自然の大事業ではあるまいか...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...老人は進の如き乖戻(かいれい)な男と好んで苦楽を偕(とも)にしているような女が...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...乖離(かいり)と排他主義の精神をおし樹てていた頑冥な閉鎖国で...
久生十蘭 「新西遊記」
...直観の欠如といふことがゲーテの歴史に対する関係の乖離(かいり)であつた...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...しかるに教法化益もし機に乖(そむ)けば...
三木清 「親鸞」
...最初に兩者の間の乖離の關係を十分に理解しておかなければならないのである...
三木清 「歴史哲學」
...然るにかくの如く兩者の統一の基礎となるものは同時に兩者の乖離の基礎となる...
三木清 「歴史哲學」
...また乖離せしめるものでもあつた...
三木清 「歴史哲學」
...もしかすると歴史における人間の現在の段階は肉体と理知のこのような乖離(かいり)というところにあるのかもわからない...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
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