...嗚呼中將は忠且つ勇なり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...それを見た技師は驚き且嘆いてその結果死んでしまつたのであります...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...猶且(か)つ這般(しやはん)天馬空を行くの壮事あらしむる也...
石川啄木 「閑天地」
...自分も其教員の一人であり、且つ又、この一週七曜の制は、黄道十二支と共に、五千年の昔、偉大なるアツケデヤ人の創めたもので、其後希臘人は此制をアレキサンデリヤから輸入し、羅馬人は西暦紀元の頃に八日一週の旧制を捨てて此制を採用し、ひいて今日の世界に到つたものである、といふ事をさへ、克く研究して知つて居る癖に、怎うして今日は土曜日だといふ事を忘却して居たものであらう、誠に頓馬な話である...
石川啄木 「葬列」
...遥(はるか)に且つ幽(かすか)に...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...迫(せ)めて被布が道行きで、道行きがメリンスなどでなく、且、都會じみた柄であつたらいいのに――かの女がいい氣になつて着てゐるのを幸ひに、何も新調してやらないのも、あんな下らない病氣の爲めに、かの女の病院通ひの入費がかさんだ爲めだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...且又児童に対しても学校の教課書以外の読書をするやうに寧ろ奨励しなければならぬのが教師なり先輩なり...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...これを以て最も将来有望にして且つ利益の多く来るものとした...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...吾々の青年時代の最も純潔な且つ最も健全な力の一つであった...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...且つ何の不自由無し...
関寛 「関牧塲創業記事」
...且つ遺訓と其遺れる二宮家庭を視...
関寛 「関牧塲創業記事」
...吾々の主張を一応承認しなければならないに拘らずなお且つ之を無条件に信用することが出来ないに相違ない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...まず第一にイデオロギー性を所有し自覚し且つ標榜する新聞と...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...かくて最後に存在論的範疇は「領域」の成立に「必要にして且つ充分な制約」であることを必要とするのである...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...材木と葺草とに不自由の無い爲めか家の構造は頗る大きく且つ岩疊で...
長塚節 「痍のあと」
...吾レ且ツ汝ニ謝スルノ暇有ラザラントスルナリ...
成島柳北 「祭活字子文」
...且(かつ)お世話をいたします...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...最も公明正大な、且つ、最も遠まわしな科学的の方法によって、一分一厘の隙間(すきま)もなく私の心理を取り囲んで、私自身の手で直接に、私自身を彼女の恋人として指ささせようとしている...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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