...それはカッフェと云う名を与えるのも考えものに近いカッフェだった...
芥川竜之介 「歯車」
...他のものに力を与えるとともに...
高神覚昇 「般若心経講義」
...そして現在では煤煙(ばいえん)で痛めつけられた木の葉や草の葉に生色がなく埃(ほこり)まびれに立(た)ち枯(か)れた大木が殺風景(さっぷうけい)な感じを与えるがこれらの墓が建てられた当時はもっと鬱蒼(うっそう)としていたであろうし今も市内の墓地としてはまずこの辺が一番閑静(かんせい)で見晴らしのよい場所であろう...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...一二 科学は政策に光を与える...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...彼らの休息と慰安を与える新しい住宅地の一つであった...
徳田秋声 「蒼白い月」
...物質に一定の形態・性質・又は運動を与えるように配置された統一物である」(Dessauer)とかいうのが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...わしがおまえに許しを与えるのも...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...父に満足を与える為の結婚を承諾するに外ならなかった...
夏目漱石 「それから」
...命を与えるものはモーゼのようなもので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ただ適当の温度を与えるばかりだ...
村井弦斎 「食道楽」
...またウェヌスさえがなお修業中の若者どもに決心と大胆を与えるのだから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...象のかいば桶の中に彼に与えるべき正しい分量をついでやった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...与えることと共に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この紙に特別な力を与えるのだといいます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...夜中ここで婦人を一人歩かすことは虎に餌を与えるのと同様な...
横光利一 「旅愁」
...一族の子弟に与えるため作ったものという「族(やから)に喩(ゆ)す歌」だった...
吉川英治 「上杉謙信」
...葉子に与えることが出来るのだった...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...堂の外観が与える印象はむしろ藤原時代のデリケートな美しさに近い...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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