...しかしまたむつまじい生活を与えてくれる自然の意志と慈愛とは...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...随意の結合は利益の結合にして利益の結合はすなわち愛情の結合たるの一大真理の燈火を世界に与えたる人をもって...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...リッケルト教授が主として与えた限りの「科学論」を...
戸坂潤 「科学方法論」
...私の詩にも度々よいお点や批評を与えられた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...非常の苦痛と不快を彼に与へたといふ事が精(くは)しく述べてあつた末に...
夏目漱石 「点頭録」
...お茂与にばかり目をかけて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そうですか……もう二ヶ月以上にもなりますからねえ……男の子は手がかかるしねえ」与平は筍(たけのこ)を仕入れて来たと云って...
林芙美子 「河沙魚」
...その与うる衝動力は藤原時代よりもむしろ旺盛であった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...少しでも気を許したらば恐ろしい災害を与えるような...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...この三四年来のいろいろの心持の起伏の集積に対して効果を与えているのであると思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その与党(よたう)などの事は...
森鴎外 「大塩平八郎」
...堂々たる体格の与える権威が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼が死ぬとすれば与えておく理由はない」――しかし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...それ等の人々が作る文化の栄枯消長に一転機を与えました...
夢野久作 「鼻の表現」
...彼の与えた好印象と呉の国威とは深く曹丕の心をとらえたとみえて...
吉川英治 「三国志」
...宮方へ与(くみ)した武族は...
吉川英治 「私本太平記」
...小間物屋善兵衛の与五郎が上って来た...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...抑(あるい)(或)は(人君)之を与えたるか...
和辻哲郎 「孔子」
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