...不釣合だと云つても好い...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...この部屋の主には少し不釣合なほど艶(なまめ)かしい...
海野十三 「地獄の使者」
...4011.吾々に課せられる職業上の要求と吾々の嗜好乃至能力との不釣合は...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...天井の高さが不釣合いに高く...
相馬泰三 「六月」
...哀愁をたたえた底知れぬ深さの碧眼(あおめ)が不釣合なほど大きく見えて...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「碧眼」
...その縁談を不釣合とも滑稽とも感ぜず...
谷崎潤一郎 「細雪」
...私の文集の表紙には不釣合である事...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...試みに思えわが邦のごとき貧国にしてなにゆえにかかる一国の身代に不釣合なる高尚の美術は生じたるか...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...この不釣合いな相合傘が...
中里介山 「大菩薩峠」
...私には不釣合な言葉かも知れませんから...
夏目漱石 「明暗」
...十九のお富が不釣合とは言はさねえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その不釣合(ふつりあひ)な熱情を努めて抑へるやうになさい...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...五体にくらべて顔ばかりが大変に不釣合なのが奇抜に映つた...
牧野信一 「鬼涙村」
...眼とか鼻とか口とかが厭に度強(どぎつ)く不釣合で...
牧野信一 「鬼涙村」
...めちゃくちゃな不釣合いな狂おしい激怒におそわれた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...それがまたいかにも不釣合いな調子で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...「お沙汰」なんていうのは不釣合な敬語である...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...その奥のガラクタ小舎とは不釣合いな奇抜なものに見える...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
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