...こういう不運な年にはまたどんな良くないことがこようもしれぬという恐怖心はひそかに禁じ得なかった...
伊藤左千夫 「去年」
...上官の不運なのであります...
海野十三 「怪塔王」
...なんという不運な出来ごとだろう...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...道太は宿命的に不運な姉やその子供たちに...
徳田秋声 「挿話」
...不運な何物かが待ち設けているように思えた...
徳田秋声 「爛」
...滿身悉く傷痍を受けて殆ど完膚なきを見る然り彼れが盛名の時代に死せざりしは實に彼れの不幸なりき大不運なりきさもあらばあれ彼れは他の元勳政治家に比して最も堅固なる根據を有せり政黨の首領として最も素養ある位地を有せり他の元勳政治家は未だ利害を同ふするの政黨を擁するものなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...不運な娘が目を閉じるや否やマリユスはもう手紙を開こうと思った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...不幸不運な生まれつきだけではない...
永井隆 「この子を残して」
...かかる不運なるところへ来りて候(そうろう)ものかな...
中里介山 「大菩薩峠」
...かういふ不運ないぢらしい女を僕は後遂に捨てゝしまつたのである...
長塚節 「開業醫」
...氏をこれほどの不運な境遇へ導こうとは!「ね...
橋本五郎 「地図にない街」
...」「不運なる若者よ」聖なる隠者が言いました「其方の無分別なかりせば...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「羊飼いハイタ」
...不運な人間が、些細な変化にも、すぐ不幸を予想するように、岩城といっしょに来た、見馴れぬ男に不安を感じているふうだったが、岩城が紹介を終えると、目ざましいほど昂奮して、「お近づきになれて、うれしい」と、母音のひびくラテン訛の英語で挨拶し、こんなところまでよく来てくれたと、息を切らしながら、いくどもくりかえした...
久生十蘭 「蝶の絵」
...然るに度々不運な目に逢つて...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...不運な娘を初めに罪に導いたあの『海軍士官(10)』ではなかろうかと思わせる...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...不運な事故に遭われて……...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ただ、ああいう兄を持ったのが、まあ、不運なんだねえ...
三好十郎 「その人を知らず」
...……何という不運なお方だろう...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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