...不純な動機から來る混入物の醜さを償ふに足ることを希望するばかりだ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...純粋なものであるか不純なものであるか...
梅崎春生 「日の果て」
...そういう不純な現実面を完全に取りのぞいてしまおうとしたのが...
江戸川乱歩 「影男」
...心の座である心臓を胃の不純な影響から分離していると彼は信じていた...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...それによって水が不純なことを見出した...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...カーナビ・ストリートの終点にあるマールバラ・ストリートのポンプの水は不純なので多くの人たちは使わないようにしていることを述べる必要がある...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...単に不純な意図や不純な方法によって行われるものだけを...
戸坂潤 「社会時評」
...それゆえに不純なものであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...魂の奥底に積もってるすべてのもの、嫉妬(しっと)、ひそかな憎悪、不純な好奇心、社会的動物に固有な悪意の本能などが、意趣返しの喜びをもって一度に騒然と爆発した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それを紙幣に換えた時に初めて価値を認めることも決して不純な考えとはいわれないであろう...
中谷宇吉郎 「米粒の中の仏様」
...今まで見たこともない世にも愚鈍(ぐどん)な、不純な、腐爛した人間が私に結び付けられ、法律により、社會によつて私の半身と呼ばれてゐるのです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...それは第三幕の終りに近い一節――最も人の心をひき立てる興奮の一節――不純なところがないではないが...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...その時にのぞみながらもなお悪魔の支配を脱しきれないような不純な霊魂の中には生じえない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それはいつも不純な被(おお)いを通してのみ眺められる...
柳宗悦 「工藝の道」
...天然よりすれば不純な不自然なものに過ぎない...
柳宗悦 「工藝の道」
...私たちの歌には巧みな所があっても不純なものが多いのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...いろいろ自分の不純なことばかりを書かなければならない...
横光利一 「悲しみの代價」
...そういう不純な疑いが...
吉川英治 「新書太閤記」
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