...わしは三年以上、最も不可思議な、そして、最も奇怪な幻惑の犠牲になつてゐたのである...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...この不可思議な人体溶解術を意味していたのであろうか...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...併し私は憑(つ)かれた様にその不可思議な世界に見入ってしまった...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...彼は何という不可思議な腕前を持っていたことであろうか...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...かくばかり不可思議なる巌峰を見たることなし...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...「そのような不可思議な事に対して懐疑的である坊さんを見出すのは愉快な事ですな」「いやいや」と坊さんはおだやかに答えた...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...そう云う不可思議なものがそこに居ると云うことのために...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...人生が形造られてる不可思議なる石塊をいかによく刻まんとするもむだである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...有史以前とかいう時に生きていた不可思議な動物というのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...貞淑一途の女が亭主に隠れた淫売婦であろうとは?――此の世にこんな不可思議な事実が有り得るであろうか? 私は自分が正気である事を確信する為に...
西尾正 「陳情書」
...風光るニースに至る一〇〇八粁(にひゃくごじゅうり)を縦走旅行するため不可思議なる自動車に乗じて巴黎(パリ)を出発したコン吉氏ならびにタヌキ嬢は...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...この不可思議な出来事を目撃するとすぐその足で幸田節三の妾宅へ飛んで行き事細かにありし次第を耳打ちした...
久生十蘭 「魔都」
...一種不可思議なものがあった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...世にも稀なる不可思議な物語を始めるのです...
牧野信一 「青白き公園」
...「なんとまあ不可思議な現象であらう...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...何という不可思議な作用であろう...
夢野久作 「暗黒公使」
...世にも不可思議な...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...夢の不可思議なぞいう科学界の大きな謎が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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