...よくもまあそんな下品な事を...
太宰治 「お伽草紙」
...もともと下品なことにちがいない...
太宰治 「音に就いて」
...と磯の焚火(たきび)に立ちはだかり下品な冗談を大声で言ってどっと笑い囃(はや)し...
太宰治 「新釈諸国噺」
...何を措(お)いてもその語り口の下品なのが厭(いや)なのであった...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...其頓狂な下品な顏は何だかきまりの惡い思ひをした...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...女の耳には何如に下品なのが多いことか...
豊島与志雄 「朝やけ」
...下品な物のいい方...
直木三十五 「南国太平記」
...下品な手拭かぶりを取ろうともしない挨拶ぶりは何だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...下品な仕草だ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...相變らず下品な調子のフオツクス・トロツトが演奏團席(ジヤズ・バンド)の方で始まつた...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...内儀の云う言葉に賛同を示すらしく至極下品な調子で含み笑いをしつつ男に揶揄(やゆ)的な嘲笑を浴せて居ります...
西尾正 「陳情書」
...あんな下品な彩色をして了ひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下品な吸いかたでふかした...
林芙美子 「帯広まで」
...下品な味を追うのが...
古川緑波 「下司味礼讃」
...彼等は、大福を何百と食ったり、飯を何升とか食ったりするのだが、それは、もう美味くも何ともないに違いないし、同種類の物を、やたらに詰め込むというのは、下品なことだ...
古川緑波 「富士屋ホテル」
...下品な冗談を言いながら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...あんな風な歌とか浪花節とか云つたやうな下品なものばかしが一杯蔵(しま)つてありますのよ...
牧野信一 「熱海へ」
...ムツは全体下等な味で煮ても味噌漬(みそづけ)にしても下品な方だけれどもフライにすると大層淡泊で上品になる...
村井弦斎 「食道楽」
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