...上州の平原をも望むを得べし...
大町桂月 「妙義山の五日」
...西南は上州の水長沢山をなしている...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...国は上州(じょうしゅう)でございます...
太宰治 「十五年間」
...他の衆は何うしたな?』『上州でわかれたが...
田山花袋 「歸國」
...上州境の連山が丁度(ちやうど)屏風(びやうぶ)を立廻したやうに一帯に連(つらな)り渡つて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...上州と越後(えちご)とめいめいの田舎(いなか)へ帰る相談をしていることがわかり...
徳田秋声 「縮図」
...」そこで亀田先生の「酢、醤油、上州屋」は、しまはれて、巻先生の「酢、醤油、上州屋」がかかげられた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...上州屋の身上を傾けても...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...木場の上州屋まで行ってしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...炭燒の伜の猪之松を上州から呼んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大膳坊は朝から夕方まで藏の中で祷(いの)つて居るし、上州屋周太郎が、越前屋へ來るのは、いつでも夜で、その時は藏が閉つて、大膳坊は寢てしまつた樣子で、物音もしなかつたのです」「フーム」「それに、大膳坊は變な拵へをして居ましたが、思ひ合せると、上州屋周太郎の顏立ちで、作り聲をして居ても、聞いたことのある地聲が出ました」「それから、どうした」「飛び出さうとすると、蝠女(ふくぢよ)につかまつたんです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三月は上州(じょうしゅう)の方へ行って見たい...
林芙美子 「生活」
...これが上州の一宿屋の風景であるといふのであるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...川東中井の里は五十度の傾斜に家し爪弾きぞする昭和九年の秋上州四万に遊ばれた時の作...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...俗に上州風と申して凛烈(りんれつ)なものでござります...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...事跡と共に上州なまりを十分に研究した...
山本笑月 「明治世相百話」
...もっとも、その十年のあいだには、ここばかりではなく、親鸞の師弟が杖(つえ)をついた地方――たとえば越後、信州、上州、武州などの各地にも、蒔(ま)かれてあった胚子(たね)が、春に会ったように、簇々(ぞくぞく)と芽(め)となり、ふた葉となり樹となり花となって、念仏曼陀羅(まんだら)の浄地を、各地に生み殖(ふ)やしても行った...
吉川英治 「親鸞」
...上州の沼田町から八九里の道を歩いて登つて行つたことがある...
若山牧水 「樹木とその葉」
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