...そのような訳で自分の体でありながら極度の疲労を来たしている自分の体を劬(いたわ)ってやる暇もなく私は上京するとホテルに一夜をあかした...
上村松園 「健康と仕事」
...今も革命派の上京する者は必ず来つてあれこれと相談を掛け候へども最早相手にならない事に決し候...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...十三日には久野村から足利町を経て上京するあわただしさだった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...どうしても上京することと決心したやうなわけだ...
高濱虚子 「續俳諧師」
...意を決して上京することにした...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...廿九日の日曜の夜行で上京する...
谷崎潤一郎 「細雪」
...上京する一家族の希望に満ちた有様とは比ぶべくもなかつた...
田山花袋 「朝」
...四月になつたら上京する筈であつた...
徳田秋声 「花が咲く」
...上京する度に殆ど一度は伊藤君を訪ねない事は無かつた...
長塚節 「知己の第一人」
...戦時研究の大事な要件で上京すること...
中谷宇吉郎 「I駅の一夜」
...私は法学研究のため上京するのだ...
二葉亭四迷 「平凡」
...二三日ぐらゐ上京するかも知れません...
堀辰雄 「七つの手紙」
...ところでいつ行きたいの? いつ出発できるの?」「あなたは火曜日に帰ると言わなかった? 絵画の生徒のことを言わなかった? 火曜日に上京するのでしたら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...来月になつたら野球見物旁々上京する...
牧野信一 「貧しき日録」
...上京するたび柳美館の名に因(ちな)んで柳派の落語家は全部万遍なく誰彼と贔屓にしていた...
正岡容 「寄席」
...笈(おい)を負いて上京する遊学者も...
宮崎湖処子 「空屋」
...伊織が七五郎の代人として石見守に附いて上京することになった...
森鴎外 「じいさんばあさん」
...久し振りに上京すると感心する事ばかりである...
夢野久作 「お茶の湯満腹談」
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