...御熱がまた上りますといけません...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...我々が和歌山へ戻った時には、月が上り、空気は生き生きする程涼しくて、景色も実に気持よかった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...さ何卒お上り下さいまし...
石川啄木 「鳥影」
...翅の上縁がずっと上へ立ち上り...
高村光太郎 「蝉の美と造型」
...君の恰好の悪い頭に充満しているものは、ただ、思い上りだけだ...
太宰治 「如是我聞」
...それが神崎与五郎堪忍袋で知られた甘酒茶屋である由、店先の煤けた木札の説明で読み、やっと食物にありつけるかも知れないと、胸を躍らせ、汚ごれた硝子戸をがらりと開ければ、奥の一室に三、四人の工夫のような男たちが、上りこんで、山女魚(やまめ)の煮付かなにかを皿に盛り上げ、コップ酒を飲んでいたが、子供を背負った私のほうには、おかしな野郎だと言うような一瞥を投げただけだった...
田中英光 「箱根の山」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...殊に湯より上り來れば...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...病気上りの人ででもありそうです...
中里介山 「大菩薩峠」
...この辺は何というところでござろうな」兵馬は立ち上りながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...駒井は箸を捨てて立ち上りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...やや早目な晩餐が出来上り...
中里介山 「大菩薩峠」
...プラットフォームの上には雨合羽(あまがっぱ)を着た五六の西洋人と日本人が七時二十分の上り列車を待つべく無言のまま徘徊(はいかい)していた...
夏目漱石 「初秋の一日」
...「そんなに召し上りたいの?」「うん...
林芙美子 「浮雲」
...ただし虎の髑髏(されこうべ)を獅のと較べると獅の鼻梁(はなばしら)と上顎骨が一線を成して額骨と画(わか)れ居るに虎の鼻梁は上顎骨よりも高く額骨に突き上り居る...
南方熊楠 「十二支考」
...大原君だって下宿屋生活ではなおさらこの食餌箋通りなものを作る事が出来まいから僕も家へ帰ったらお登和にタピオカの料理でも拵えさせて進(あ)げようか」とこの一語に大原ムクムクと起き上り「ウムお登和さん...
村井弦斎 「食道楽」
...売り物は」上り端(はな)の二帖へいって...
山本周五郎 「ちゃん」
...伊皿子坂(いさらござか)へ上りかけると...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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